モノトーンの建物が多いからモノトーン好みのクライアントが寄ってくる。
「宙(てん)に向かう家」のクライアントもそんな中の一人だった。
今回は門型フレームのカタチをした建物の外側に黒を、
内側に白を使ったツートンカラーの家である。
強くてどっしりした黒い箱に守られた
清楚で可憐な白い内部をイメージしている。
外からは黒のイメージが強いが、中に入ると黒い壁はどこからも見えず、
白い壁と素木(しらき)のインテリアになるように塗り分けている。
白と黒の塗り分け方で一カ所だけ例外を作ったのが、
下の写真のところでポーチとガレージを仕切る一階の壁。
白で塗るべきところを黒くした。
でも黒く塗ることで黒子さんのように壁の存在が消されて、
ファサードの白い面構成がより明快に見えてくる。
一般的には白は清純派で黒はベテランかあばずれのイメージだけど、
こと建物に関しては「主張の白と控え目な黒」になるのです。
(S.Tomita)














