竣工間際の現場は日毎きれいになって行く。

「母を迎える家」の監督さん、よく現場写真を送ってくれる。
数えてみたら43回も届いていた。

今日は植えたばかりのエゴノキが花を付けたという知らせ。
43

40

今日の写真は別格です!

(S.Tomita)
現場でよく見かけるアルミ合金製の足場板は丈夫で長持ちするし、
しかも価格は手頃です。

「展望階段の家」の南の塀に使いました。
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温かい杉の手すりとのコントラストが新鮮に映ります。
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これは徳島でよく見かける大神子海岸の小石と大きな青石を組み合わせた練り塀。
011208佐々木家の小石の練り塀・徳島市一宮町

温かいものと冷たいもの、大きいものと小さいものなど、
対極にある素材の組み合わせに強く惹かれてしまいます。

(S.Tomita)
ここは茜庵
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庭に出ると真っ先に目に飛び込んできたのが明るい小葉の新芽。
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花も可憐だし暖地でもきれいに色付くドウダンツツジ
悩み真っ只中の造園計画、今度の候補に挙げよかな。

(S.Tomita)

法隆寺回廊の天井は胡粉 を塗って白く仕上げている。
法隆寺の回廊
                 ▲「
とある日本語教師の韓国滞在記 」より転載
こうすることで連続する垂木が際立ち心地よいリズムを奏で出すのだ。


それにあやかり、「展望階段の家」のポーチ天井の杉板は黒く仕上げた。
「展望階段の家」ポーチ天井

「展望階段の家」ポーチ天井2

「母を迎える家」でもリビングの天井に現した構造用合板を黒く塗った。
「母を迎える家」リビング天井

「母を迎える家」リビング天井2

一見モダンに見える天井も、連続する木部を際立たすためにやっていた
昔ながらの手法である。
そう思って見てみると、また違ったものに見えてくる。

(S.Tomita)

床から這い出てきた手すりが
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上階の床に潜って終わる。
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一筆書きのこの手すりは引っ掛かるところがどこにもない。

すべり台の手すりに園児が誤って上着を引っ掛け、
首を吊った状態になって亡くなった悲しい事件があった。

家の手すりでは考えられないことだけど、
この手すりが出来るといつも思い出してしまう。

(S.Tomita)

また「それがどしたん」て言われることやと思うけど、
この玄関ポーチの天井見ては監督と顔を見合わせてにんまりしている。

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玄関まで三段上がるポーチの天井は、下から見るとこう見えて、

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上から見るとこう見える。

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レベルの違う天井を切り欠きなしの三つの白い四角で納められたこと。
ただただそれが嬉しいのだ。

監督との打合せの大半は納まりの話になるわけで、
設計者にとっては「それがどしたん」の数が多いほど充実した現場なのだ。

こんなことは説明しないと分からないので話をすると、
「それがどしたん」と返ってくる。

こだわりを伝えることってむずかしい(苦笑)


(S.Tomita)

幼子たちのために開けた丸い穴の手すりが出来ました。

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ちっちゃな姉妹が今日初めてこの穴から覗いてくれました。

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ただただこの光景を見たかっただけ。大満足!(笑)



(S.Tomita)

内と外の繋がりを強めたい場所に二間幅でフル開放できる建具をよく使うが、
「母を迎える家」でもリビングからデッキに出るところに取り入れている。

110429引き分けアルミサッシ

いままでは木で枠を作り木製建具を入れてきたが、
今回初めてアルミサッシの既製の建具を採用した。
開いた際に引き代が少し残るのとアルミの敷居が目立つのが若干気にはなるが、
これからも十分使って行ける商品だ。
ちょっとしたすきま風が気になる人や予算を下げたい時に使いたい。

(S.Tomita)

とんとん拍子とはこのことを言うのだろうか。
「母を迎える家」は事務所始まって以来最短の工期で出来ようとしている。

大寒波が日本中を襲った1月16日。
小雪のちらつく中、毛布やストーブを用意してもらっての地鎮祭で始まった。
110116地鎮祭

それからの基礎工事は順調に進み、建前は1ヵ月足らずの2月12日。
棟上げは夜遅くになってしまったが、
ライトの明りの中で行ったお子さんたちとの儀式はまた格別でした。
110212上棟式

そしてちょうど一週間前の4月20日に足場が外れた。
110420足場撤去

まだまだ仕事は残っているが、5月末の引渡しを目指して進んでいる。

この現場の大工のkaさん・saさんペアと一緒にやるのは今回で3回目だが、
どうしたら早くできるかを常に考えているタイプだ。
とにかく頭がいい、最短でつくる知恵や工夫が随所に見られる。

この現場では行く度に大工に納まりのことを訊かれたが、
監督も分からないことや矛盾することなど何でもよく訊いてきた。
毎日のようにメールで現場写真を送ってくれたり現況報告をしてくれた。

この大工と監督だったから建前から2ヵ月程で足場が外れたのだろう。
「早くていい仕事だね」 あと1ヵ月、そう言われて引渡したい。

(S.Tomita)