松井珠理奈さん

《松井珠理奈さん》

当院にケアのため定期的に来院している松井珠理奈さん。今年の4月にSKE48を卒業となりました。13年間本当にお疲れ様でした。

努力に努力を重ねて辿り着いた第10回AKB世界選抜総選挙での1位では多くのファンの方々に支えられ、実に194,453票という票を獲得しました。

毎日を笑顔で元気に過ごして頑張ってきた珠理奈ちゃん、本当は1位になることもそしてそれを守り抜くことも想像を絶するくらい大変なことだったと思います。珠理奈ちゃんの歩んできた人生、珠理奈ちゃんの頑張ってきた背景を知ると涙が出てきます。

小学生の時からアイドルという厳しい世界の中で、SKEの仲間と助け合いながら、でも時には喧嘩もしながら、大人の階段を全力で駆け上がった珠理奈ちゃん。

2008年7月、わずか11歳でSKE48のオーディションに合格し、同年のAKB48のシングル「大声ダイヤモンド」では、当時11歳で最年少選抜入りし話題にもなりました。

その後もSKEでは09年8月のデビューシングル「強き者よ」から14年7月の「不器用太陽」までの実に15作連続でセンターとなり、グループの顔として圧倒的な存在感を見せつけました。

そして冒頭でも触れたよう18年6月、海外グループを含めて行われた世界選抜総選挙で初の頂点へ！前人未踏の19万票を獲得し初の“世界王者”となりました。

順風満帆にもみえる珠理奈ちゃんのアイドル人生ですが、その直後の7月、体調不良による活動休止を発表しました。二ヶ月後の9月に復帰をしましたが、再び活動休止、一ヶ月後に復帰はしたものの当時のニューシングル「ソーユートコあるよね？」では初の選抜落ちとなってしまいました。この時の珠理奈ちゃんの調子は万全ではなく、番組や収録でも欠席することもあり、周囲からは心配の声も上がっていたようです。

トップに立ち、グループの先頭を走る珠理奈ちゃんにこれ以上の休みは許されませんでした、珠理奈ちゃんがブレーキをかければグループ全体にも影響が出てしまう、だから走り続けるしかない、走れるだけ走って、倒れるなら前に倒れる、これはSKE48だけではなくアイドル全体のトップに立った珠理奈ちゃんの強い強い思いだったのではないかと思います。

煌びやかな世界で輝きを放つアイドルの世界、本当は大変なことの方が多かったのではないかと思います。でもそんな時、支えとなったのが珠理奈ちゃんと共に大人の階段を駆け上がってくれたファンの方々ではないでしょうか、ファンの方々に支えられてきたからこそ、辛いことも悲しいことも全てを乗り越えてトップに立ち、みんなを引っ張っていく立場となり、これまでとは違ったプレッシャーの中でもしっかりと地面を踏みしめて一歩一歩大人の階段を駆け上がれたのではないかと思います。

誰にも見せない涙を流したこともあったことでしょう、泣き崩れてしまったこともあったことでしょう、心身のバランスを崩してしまったこともあったと聞いています。珠理奈ちゃんはそれでも立ち上がり、ファンの方々の前では笑顔いっぱいな、元気いっぱいな姿を見せてくれました。

ファンの方々の中には病気で苦しんでいる方や夢をもって何かに全力でチャレンジし続けている方など、珠理奈ちゃんの笑顔と元気と頑張りがどれだけ多くのファンの方々を救ってきたことか、珠理奈ちゃんはそんなファンの方々にとっての希望の光なんだと思います。