今の日本の政治、行政のあり方に文句を言ったり、美しい音楽を作るために音楽家をやっていると言ってみたり。
今日とある方と世間話をしている中で、自分の小さかった頃を思い出す出来事がありました。来月もしかしたら10年以上ぶりに母親の実家である新潟県佐渡島へ、祖父を訪ねに行くかもしれないと言う状況もあってか、自分が小さかった頃の話になったわけですが、つまるところ、1人で家(実家)留守番をしているときに、一体何をして遊んでいたのか?と言う話題になり、僕が真っ先に思い出したのは、1人チャンバラごっこでした。
チャンバラごっこには、当然刀が必要です。銃刀法違反になるので、当然我が家には刀などありません。僕はどうやって刀を作ったかと言うと、材料はスーパーとか電気屋さんから届くチラシ広告でした。我が家では、そういったチラシ広告をストックしておくのがルールみたいになっていて、例えば台所の生ゴミをそれに包んで捨てたり、落書き帳として使ったり、割と様々な用途で使っていたような気がするのですが、僕はそのチラシをうまくまるめて、セロハンテープでくっつけて、持ち手が頑丈になるようにその部分は折り曲げたりしながら、かっこいい刀を作っていました。
チラシにもいろいろなタイプの材質があって、単純なわら半紙のようなものから、少しリッチなコーティングのしてあるツルツルしているチラシもあったわけですが、刀作りには、つるつるした広告がお気に入りで、我が家の広告ストックBOXに、つるつるしたタイプの広告が溜まってくると、僕はニヤニヤとしていたわけです。
「これでいい刀が作れるぞと」
こうして鍛錬された刀を使って、誰もいない家の中で、「キーン」とか、「うぅぅ」とか言いながら、ときには必殺技なんかを使いながら作り上げる自主映画のような枠組み。脚本自分、主演自分のようなとてもクリエイティブな時間(午後3時〜5時くらい?)が大好きだった。
今となっては、一体何が面白いのかがわからない。楽しさなど皆無である。そんな暇があるんだったら、国語の教科書でも読んでるほうがまだ楽しいだろと、当時の自分に言ってあげたい。大人になって、一生懸命働いて、忙しい忙しいと言いながら時に徹夜をしながら仕事を終わらせる自分からすれば、なんて無駄な時間を過ごしていたんだろうと。
●僕は数年前に、個人の確定申告の電子申告に関して、作業の煩わしさが目にあまり、税務署に対して物申した。もっと効率の良い簡単なシステムを作れよと、税務署に言いたかったからだ。
●先日は、ワクチン接種の予約に関して、これまた非効率なシステムになっていたことに関して、ブログで不満をぶちまけた。
●時には、私は美しい音楽を作りたいから作曲家になったんだ。なんて、芸術家らしいことを言っている時もあるかもしれない。
●夜中に、大きな騒音を上げながら走るバイクに対して、そんな誰でもできる「くだらない」ことやってる暇があるんだったら、プロのレーサーにでもなる努力をしたらどうだ。騒音を上げてバイクで走っても、そんなもん1円にもならない。どんだけ暇なんだと。
However,
今日私はrealizeしました。
●(広告で作った刀で一人チャンバラごっこやり)意味のない時間を過ごしていたは私でした。
●(広告で作った刀で一人チャンバラごっこやり)1円にもならないことを楽しんでいたのは私でした。


