- 2月にMBA進学を考えた時に専門をマーケティングにしようと思った。それはSEとしてCRM分野にいたので経営ではマーケティングが延長線上で進められると思ったことと、コスト削減よりも売上拡大の方が「攻め」で面白そうだと思ったからだ。
なのでマーケティングはがっつりした本を読もうと思ってこの本を手に取った。
- コトラーのマーケティング入門/フィリップ コトラー
- ¥7,980
- Amazon.co.jp
コトラーのマーケティングは、かなり戦略面に踏み出した広義のマーケティングだと理解する。
なぜなら4P(製品、価格、チャネル、宣伝)だけでなく、事業戦略まで踏み込んでくるからだ。しかし、だからこそマーケティングが企業の勝敗のカギを握っているように思えて非常に面白く読み進められた。
ボリュームがあるのは、戦略的なところまでカバーしているのと入門ということで事例や解説も多く含まれているからだと思う。
・ニーズ、欲求、需要は別のものである。ニーズとは空腹を感じること。欲求とはアメリカ人ではハンバーガーが欲しくなり、日本人だとご飯が欲しくなるような、ニーズを満たす具体的な対象のこと。そして欲求に購買力が伴うと需要になる。予算の範囲でもっともベネフィットが高いものを選ぶ。ベネフィットとはそれを購入することによって得られる満足感だ。
・製品志向と市場志向の違い。特に理念や事業定義にはっきりと違いが出てそれが企業の方向性や従業員のやる気にもつながる。製品や技術はいずれ廃れるが、基本的な市場ニーズはなくならないからだ。AT&Tが「電話事業」なら電話が他のメディアに取って代わったら終わり。しかし「通信事業」なら携帯なりITなり人々のコミュニケーションに貢献する価値を提供し続けていくことができる。
(2009年2月~4月) ★★★★☆

