2月にMBAを意識した時に全く素人の自分が何とか取っ掛かりをと考えて、諸先輩がたの意見を調べて行きついたのがマイケル・E・ポーターだった。

「競争の戦略」はMBA100人が選んだベスト経営書の1位になったとのこと。しかし、とても読み辛いものでもあるらしい・・・・汗


そこで早稲田BSに合格した方の受験準備でも紹介されていた初心者向け解説本のこの本をまずは読むことにした。

ポーター教授『競争の戦略』入門/グローバルタスクフォース
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一言で言うとわかりやすい!

競争戦略以前に経営戦略の本を初めて読んだわけだが、何が戦略というものなのか非常にスムーズに頭に入ってきた。


自分はソニーにしろ、マイクロソフトにしろ、成功した会社というものは差別化戦略こそがキーだと思っていた。どちらかというと右脳的な発想で、斬新で前例がない商品、そしてブランドといったものが勝敗を決するのだ、と。


ここでは自社が置かれている業界環境がどういったものかを「5フォース」で分析して、とるべき戦略を「コストリーダーシップ」「差別化」「集中」から選ぶべきだという論旨である。これ自体は社内の能力やプロセスそして成長の観点が弱いのであくまで外部環境分析の視点が強いが、ある意味どうなるかわからない企業の将来を「科学的に」「客観的に」分析する切り口が提示されている。


5フォース以外にも業界環境別戦略(乱戦or先端or成熟or衰退orグローバル)、自社戦略(垂直統合orキャパシティ拡大or新事業)が解説されている。


いきなり「競争の戦略」に取り組んで挫折して何も手に入らないよりも、こちらの本で基礎を十分に理解した方が百倍ためになると思う。どんな形でもいいからこのエッセンスを身につけることこそ大切だと思うくらい価値のある理論をポーターは提示していると思う。


(2009年3月~4月)  ★★★★☆