初めて買ったのは2001年会社に入社して数か月が立ったころだったと記憶している。


ロジカルさが無いと認識して本屋に立ち寄って目についたものを買ったのがこれだった。しかし、当時の自分は全く内容が理解できなかった。まず当たり前のように出てくるコンサルティングのフレームワークなどがわからなかったこと、そして演習の答えが載っていないのでわからないまま悶々としてしまうのだ。


なぜ3CはMECEになっているのか?そこから考えこみ出口のない迷路に迷い込んでしまっていた・・・汗こりゃ~だめだとほっぽり出したものだ。


だが時は経ち・・・・笑


ロジカルシンキングブームが起こり、その中でもこの本は代表的な一つとして挙げられるようになった。今回KITでの第1回授業の副読本として指定されていたことを機会に再度読み直してみた。

ロジカル・シンキング―論理的な思考と構成のスキル (Best solution)/照屋 華子
¥2,310
Amazon.co.jp

何と言えばいいのか。一言でいえば「すみませんでしたー!」と著者に謝りたい気分だ。


他にもロジカル本だの経営フレームワークだのを学び、自分の理解力が挙がったのもあるかもしれない。しかし、ここで展開されている「MECE」「SO WHAT/WHY SO」のツールは、きちんとわかりやすく説明されており、また応用例もわかりやすく解説されていた。そして、何と重要なことが書かれているのか!


・相手とのコミュニケーションには「自分が相手に答えるべき課題」がある。まずは「課題」の設定を行うこと。

・答えを考える前に「相手に期待する反応」を明確にすること。

・結論は「自分の言いたいこと」ではなく「課題の答えの要約」であること。

・そして結論はMECE、SO WHAT/WHY SOを組み合わせてわかりやすい論理パターンを構築すること。

MECEにものごとを組み立てて、SO WHAT/WHY SOで論理を構築するという流れは、ロジカルシンキングの基本的なツールとして繰り返し演習で身につけたいとスキルである。ロジカルシンキングをこれから考えたい人は他の本を読んだ方がいいかもしれない。なぜなら前提知識がいるからだ。しかし、最終的に自分のものとして肌身に習得したいスキルはこの本とバーバラミントで展開されていることだろう。

なお習得するためには著者は読者が実践で繰り返し考えることで身につけてほしいとのことだが、やはり初めは「正解」がほしいところ。できればバーバラミントと同様、ワークブックも出してほしい。


(2009年4月第1週)  ★★★★★

ブログを始めましたニコニコ


ここでは文系→営業→SE・・・・コンサルタントへとキャリアチャンジを目指す30独身のとある男の「大学院での活動日記」や「書評」「世相や出来事への所感」を書き記していきたいと思います(^_^)v


さて、2月に約8年務めた会社を辞めました。直接的なきっかけはグループ会社のコンサルティングファームへの出向が取りやめになったからです。ただ、その前から、ひいては大学時代からいずれはコンサルタントへ!という思いがありまして、それを止めたくない、進めたいという思いが強かったからです。


しかし、世の中は100年に一度という大不況・・・・。汗


2月の時点では自分の能力のなさと、世間の状況を鑑みて、MBAの2年制コースへの進学を考えていました。

ただ、お金がかかるんですね~汗しかも9月入学だったので半年浪人だし汗


そこで出会ったのがKIT(金沢工業大学)の社会人スクールです。

ビジネスアーキテクト専攻。


注目したきっかけは、CRMで有名な三谷教授の存在。ぶっちゃけ私は名前は存じ上げていませんでした汗ただアクセンチュア名義で出版されたCRM本は熟読していました。前職はコールセンターシステム構築をするSEだったのですが、CRMを勉強するのにもっとも感銘を受けた本です。


CRM―顧客はそこにいる (Best solution)/村山 徹
¥2,520
Amazon.co.jp

あ~あの本の人かと思ったのがきっかけ。

そして、大学院やカリキュラムを調べてみると・・・・・


これだ!! ・・・・・と(笑


惹かれたのは以下3点。


1.三谷教授の存在。


CRM本しか知らなかった私ですが、いろいろ調べるとすごい方だったんです。アクセンチュアの実績だけでなく柔軟な発想力や私のようなSEでもわかりやすく話せるコミュニケーション力の持ち主です。この人から学んでみたいと思いました。また、自分の専門のCRMを研究テーマにするのは他のMBAでは難しいかなと感じていましたが、ここならできる!と思ったのも大きかったです。


2.経営とITのミックスされたカリキュラム。


戦略やマーケティング、会計を”いつか”しっかり学びたいと思っていました。マーケや会計はかじっていたが全然自分のものになっていなくモヤモヤしたものでした。マーケは調査や広告でしょ?、会計って何で経営に大事なの?マーケも会計も何で大切なのか今いちわからない・・・・・。


そして、前職はシステムをどう作るかに焦点が当たっていたのですが、自分は世の中や経済社会に自分の仕事がリンクしている実感を持ちたかった。「どう=How」やるかではなく「何=What」をやるかを提案して企業の変革を支援する仕事を手掛けたい。


経営学がわかれば、もっと経済社会や企業のことがわかる。企業の分析ができれば「何=What」を提案できる。マーケや会計はそのためのスキルなのだ、と気がついたんです。今度こそしっかし自分のものにするぞ!!、と。しかし、ITも関心がなくなったわけではない・・・・。戦略を立てたその実行が業務・組織そしてITの構築なわけです。どちらもやりたい・・・・汗むしろ両輪としてどちらが欠けるものではないはずだ・・・・!


KITはそんな自分にぴったりなカリキュラムでした。戦略やマーケ、財務の講義がケースメソッドで用意されている一方、オペレーションやエンタープライズアーキテクチャー(IT投資マネジメントや全社視点のIT設計手法)、SOA/Webサービスなどの講義もカバーされている。


3.講師陣。


前述の三谷教授だけでなく、他の講師もコンサルティングファームの元・現役が多数いらっしゃいます。(ファームの日本代表の方も・・!)グロービスで評判の先生も何人も三谷教授により引き抜かれていました。現場の人だからこその実践的でメリハリのある授業、そしてコンサルタントと付き合いのない自分にとっては1線のコンサルタントの方とやり取りして学べる機会は無視できない魅力でした。



さて、そんなところで、願書提出締切日の消印で応募して、そのまま入学を決めたわけです。

1年後どうなっていたいのかを今の時点でまとめておきます。


経営IT知識・スキル

1.戦略マーケティングのフレームワークを習得して企業の分析ができること。

2.ファイナンスの理解を身につけ、簡単な企業価値評価や財務分析ができること。

3.全社視点でのIT投資やアーキテクチャー設計の知識を習得すること。


ヒューマンスキル

1.プレゼンを説得力をもってかつわかりやすく相手に自分の意図を簡潔にストレートに伝達できるようになること。

2.戦略や企画の策定を論理的にかつ深い洞察をもって首尾一貫作成できるようになること。

3.ディスカッションなどでのQ&A力やファシリテーション力の向上。議論を建設的で盛り上がるようにマネジメントして結論までしっかりリードできるようになること。

4.地道な努力と忍耐力の醸成。あきらめない心の強さ(笑


今の自分はほんとさぼりすぎだったと感じています。知識もなければコミュニケーションスキルも乏しい。今まで何をやっていたんだとほんと思う。会計でも英語でもITですら投資算定やエンタープライズアーキテクチャーなどを20代で自己投資としてやっていれば、もっと違った30代になっていたんではと振り返ってしまいます。


しかし、過ぎ去った時間は取り戻せない。また、自己啓発的なことをやらないで現場の仕事に集中していたからこそ4年弱の時間でシステムのことを一通り理解できるまでに習得できたんだとも思います。


まだ30代は始まったばかり・・・・。この1年で遅れを取り戻し、先行した人たちと渡り合えるだけの「武器」と「スキル」と「自信」を身につけるために死ぬ気でがんばりたいと思います!!


三谷先生の言う「大事なこと」と「繰り返し演習」を肝に銘じて。


自分にとって変革の1年となりますように・・・・・。