- KIT授業の予習として。
- BCG戦略コンセプト/水越 豊
- ¥2,520
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1つのコンサル会社のフレームワーク集となるがさすがBCGというか十分網羅されている気がする。特に勉強になったのは株主価値(バリューマネジメント)とバリューチェーン(デコンストラクション)か。しかし、最も印象的に残ったのは前段となる1章であった。持続的な競争優位について著者の見解が述べられている。曰く、
P18『競争優位を持続するための唯一の道は、自社の強みを常に見直し、さらに深めていくことである。』
P9『その理論を踏襲して一生懸命練習を重ねる人と、無手勝流でその場限りの打ち方を続ける人とでは、打てる確率は大きく開いていく。』
本書ではまさしくこの言葉に裏打ちされるかのように一つ一つ地道な分析と思考の積み重ねで打ち手を決定するプロセスが記載されている。本書は斬新な新理論が提示されているわけではない。どちらかというと実戦を通じて得た理論解釈をまとめて一般的な戦略コンサルタントの商売どころというものを提示しているような印象だ。学者が理論を考え、コンサルタントが実行するという役割を想起させる。おそらく著者はBCGという会社の中で一歩一歩着実に階段を上がってきた人なのだろう。
自分は新しく考えだすことが好きである。そういう意味では著者は反対の価値観を持った人(実務家!?)ではないだろうかと思う。KITの授業ではぜひ持続的な競争優位について質問したいですね![]()
★★★☆☆ (2009年5月第5週)
