3月20日はスライドして、いくつかの公演の初日が多かった日です。
観てみたかったんです。この演目。
久しぶりの舞台のさとしさん。
ありがたいことに手に入れることが出来ました。
さて、
新幹線の出し物って、長い!のがお決まりなんですか?
ちょっと物足りなかったのはメタルマクベスdisc1があまりにも素晴らしかったから比べてしまったというのもあるかと思いますが、
斬っても斬っても殺されない、死なないというのはこの劇団の定番なんでしょうか?
回る舞台の時は迫力の臨場感、過去と未来の行き来の中で死なせたくない感も観る側にあって、上演の長さも、斬っても死なない異様を全く感じなかったんですが、
今回は殺陣シーンがやたら長く感じました。
正直言って、お決まりの段取りっぽくて、あまり迫力がないのと、流れは面白く笑えるのですがそのレベルがドリフの8時だよみたいで。
もともと、そう言うものを目指している劇団なのかもしれませんが、
んー、メタルマクベスDisc1があまりにも出来すぎていたんでしょうか。
いま、思い出してもとにかく凄かったんですよね。あの舞台は。
もしかしたら、今回のこれが新感線の通常営業的な舞台なのかもしれません。
メタマクDisc3も面白かったけれどDisc1のような揺さぶられるドラマではなく豪華エンターテイメントな舞台でしたから、あの真夏のDisc1が特別な作品だったのかもしれません。
あと、
主役は悪くなかったんですが、その弟の役者さんが始まって直後、セリフを喋っていないシーンで待っているのを、素みたいな一瞬を見てしまったんです。?、どうした?
もしかしたらテレビだったら映っていないから、その癖?
一瞬だったのかもしれませんが、そういうのって、流れが途切れるんです。
そういうのダメなんです。
このところ良い若手を見ることが増えていたので、やっぱりこういうの多いよね、って、なっちゃいました。
その夜にたまたまみかけたNHK「スローな武士にしてくれ」がまたすごいレベルの高い殺陣もので。
あまりにもカッコイイ13人斬り、とか
時代劇を取り巻く京都の撮影所の独特な雰囲気、映画村の掟のようなものとか、
映像(映画)に関わる人達の熱いものとかを古臭いものとして置き去りにするのではなく、
最新のハリウッドやNHKの新しい技術で撮ったらどうなるか、
と実験のように池田屋の階段落ちなど描かれていて、素晴らしかったんです。
役者も揃っていて、大部屋の殺陣専門役者に 内野聖陽、同僚に 中村獅童 、
映画畑の大将というべき監督に 石橋蓮司 、撮影チーフの 本田博太郎 、大スターの 里見浩太朗 、テレビのパイロット番組を作るため新風を吹き込むNHK技術屋に 柄本佑 と、
損はない!ドラマでした。
劇場に行かなくともテレビが(たまに?)いい仕事をしてくれるので、
皆様も無理しないでくださいませ。
桜が咲いていると見上げたくなります。
TBS前の桜