『天気の子』

英題：Weathering With You

2019/07/19

監督・脚本・原作　新海誠
音楽　RADWIMPS

声の出演
帆高/醍醐虎汰朗
陽菜/森七菜
恵介/小栗旬
夏美/本田翼
凪/吉柳咲良

立花冨美/倍賞千恵子
立花瀧/神木隆之介

安井/平泉成
高井/梶裕貴

他に
上白石萌音、成田凌、野沢雅子、香月萌衣、島本須美、
市ノ瀬加那、花澤香菜、佐倉綾音、木村良平、
柴田秀勝、荒木健太郎、悠木碧、谷花音

（あらすじ）

神津島からフェリーで東京に家出して来た
高校１年生の帆高。
船中で恵介に助けられ、たかられ、
「困ったことがあったら訪ねて来い」と言われる。

仕事を探しながら
ネットカフェで過ごすが
うまくいかない。
そんな中で
おもちゃだと思って銃を拾う。

バーガーショップの女子店員に
奢ってもらう。

所持金も底をつき、
帆高は恵介を訪ねる。

恵介は姪の夏美と
零細編集プロダクションを経営しており、
帆高は住み込み・食事付きで
働くことになる。

都市伝説になっている
「100％の晴れ女」の取材を始める帆高と夏美。

ある日、帆高は
男たちに連れ去られそうになっている
あのバーガーショップの店員を発見、
彼女・陽菜を助けようとして
お守りとして所持していた銃を発砲する。
帆高の手を取り、逃げる陽菜。

小学生の弟・凪と暮す18歳の陽菜は
バーガーショップをクビになり、
金が欲しかったのだった。

陽菜は自分が晴れ女であると言い、
祈ることで短時間だが
局地的に晴れ間を作る様を
帆高に見せる。

帆高はそれをビジネスにすることを提案する。

（感想）

言の葉の庭

君の名は。

と３本目に観た新海作品だけど、
これが一番良かった。
彼の作品の特性が凝縮されていると思う。

都会の怖さ、
内向的な人間の怖さ、
自然や超常現象の怖さ、を描きながら
その内にある威力を浮き立たせる感じ。
絶望の果てでも
諦めずに探す希望、とかね。

10代を主人公とヒロインに据えながら
「君の名は。」に感じた青臭さはなく、容赦もない。

ただ、一度貼られたレッテルを
はがすのは
現代ではなかなか難しいとは思うけど…
最後、登場人物たちのその後が
悲しいものになっていなかったから安心した。
そこに人間の再生力を感じて好きだった。

それにしても
奇想天外な発想は
どこから湧き上がるのか？と思ったけど、
湧き上がるから作家なんだろうな。

そして
RADWIMPSの音楽は
彼の作品と切り離せない。気持ちがいい。

声優陣では
野沢雅子の個性が際立つ。さすがｗ

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