私の生まれた・京都 | あの時のフランス,そして今のわたし

あの時のフランス,そして今のわたし

50歳手前,偶然,私の生活にフランス語が! 
3日間の「ホームステイ・2週間の語学学校」から始まり,地方での短期留学・そして「本格長期留学」までの体験記!  
チャレンジ!問題!  泣いたり,笑ったり!
そして今の私も!   どうぞよろしくお願いします♡

 

ずっと行きたかった。

 

ずっと会いに行きたかった。

 

私の両親が眠る,お墓・京都に。

 

 ・・・随分,会ってないね,おかあさん・・・

 

前回のお墓参りから,3年もの年月が流れていた。

 

  そんな,或る日・・・パソコンで新幹線予約のボタンを!

 

           ホテル予約のボタンを!クリックさえすれば,

 

            二時間半後には,京都駅じゃないか。

 

       と,ふと湧いてきた思いに,パソコンは作動していく.

 

 

予約してから,「その日」が来る迄,時間はあったけれど,

 

思いの外,緊張もなく,お墓の前で両親に会ったら,何から話そう? 

  瞬間! 泣くかもね・・・

 

 

 

 

誰かと一緒だったら・・・

       もっと楽しい時間を過ごせるのでは? そうだ,娘!

 

 「京都に行く計画があるのだけど,一緒に行く?」 

 

意外にも,一つ返事で,「ウイ〜!」と。← 京都!だったからだろう(笑)

 

二人で,帰省でなくお気楽な「観光者」で行こう。

 

   そうだ! 京都へいこう! ・・・⭐️

 

 

 

当日,真っ青な空。 

 

新幹線は滑りだした。

 

   

新幹線の「富士山側」の席に座ると,こんな幸せが待っていることも!❤️

 

 

暫くして,娘が 

「私も,お墓参りに行くよ。

 おじいちゃん,おばあちゃんに,叱られるやん!」と。

 

えっ! 行ってくれるの! その言葉を聞いてとても嬉しかった。

 

生前の母は,孫である娘をとてもよく可愛がってくれていた・・・

 

それを,彼女も覚えているらしい。3〜4歳くらいだったけれど。

 

  

 

二人で,お墓に着いた時,言葉は出てこなかった。

 

いつも,遠く離れていても,一緒に居て見守ってくれている,と信じているが,

 

やはり,何かが違うのだ。

 

 

二人で,お墓の周りのお掃除から始め,お水をかけて綺麗になってもらい,

   そして,それぞれに手を合わせ,祈った。

 

いつも,「雨女」と言われていた母。

毎回のお墓参りの日,どんなに,いいお天気でも,必ず,雨が降った。

 

「 雨 」の意味は,母の「ありがとう,来てくれて・・・」

 母らしいメッセージだと思っていた.

 

なのに,今日は,ずっと,青空。  

 

遠くからやってきた,私たちに青空のプレゼント,なのかな.

 

 

可笑しい事に・・・恥ずかしい事に,娘は,お墓に着いた時,

 

何から始めればいいのか? と尋ねる始末。

 

都会に住み,京都に来るのも7年ぶりだという彼女。 

 

ひょっとして,この「知らなさ振り」いまどき! 彼女だけでは,ないかもしれない.

 

この手の慣習って,大事ですね ^^;

 

 

 

「また!きっと来るからね!」

 

と何度も振り返りながら,心の中で誓った。

 

気がつけば,紅葉していた,周りの木々。

 

ふるさとは,いつも私を暖かく迎えてくれる.

 

来て良かった!

 

「ふるさとは,遠くにありて思うもの」もいいけれど・・・

 

両親に会えて,娘の成長した姿を見せることができて幸せでした.

 

 

 

 

 

  急に寒くなりましたね。気温のアップダウンが激しい昨今。

  どうぞ,ご自分の体調に合わせた,温かい服装で,ご自愛ください.