ごめんなさい。 | ☆ TOM's blog ☆

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とみこのブログ♪ 座右の銘は「なんでも楽しむ!」
日頃の日記やら、考えやらを綴っていきます☆

いままで、記録に残そうと書いてましたが、
今の精神状況では、描き続けられませんでした。
本当にすみません。


今、南相馬の実家に来ています。
原発からは34kmの距離です。

帰ってきた家は以前と何も変わらず、今のこの状況が嘘のようです。


今日、市内を回りましたが、津波が来た場所は、別世界でした。
後ほど、写真をあげます。



私は、家族も家も無事でした。


これは、奇跡です。


人間、生きている事が、奇跡なのです




父は、たまたま高台の事務所にいました。
津波が来たこと自体、知らなかったそうです。
目の前では、地滑りが起きていたそうです。

もう少し津波の到達が遅ければ、
現場に出て、波に飲まれていたでしょう。


母は、波のぎりぎり届かなかった小学校にいました。
津波があと数メートル高かったら、
母のいた小学校も波の被害を受けていたでしょう。


祖父は、家にいました。
私の家は、海から一番遠い地区にあるので、
津波の被害は一切うけませんでした。

地震の被害も、お皿やコップや割れたくらいで、
柱もしっかりと無事でした。


これだけの大災害の被災地に住みながら、
全く被害のなかった私の家族。

未だ、放射能という見えない敵に生活を脅かされながらも、
元気に生活しています。

私は、どれだけ恵まれているのでしょうか。
感謝してもしきれません。



残念ながら、親戚が一家族、流されてしまいました。
一刻も早く、綺麗な姿で全員見つかる事を祈ることしかできません。

同級生も一人、見つかりました。
同じ部活で、隣で楽器を吹いていた彼女。

あまり素敵な思い出を残させてあげられなくて、
本当に、本当に申し訳ない・・・






これだけ、恵まれた自分に今できること。

それは、この災害の真実と向き合い、伝えていく事。
父親からも諭されましたが、

この現実を目に焼きつけ、それを背負い生きていく。

自分の子供や、孫、友人や、将来のパートナー。
そういった人たちに、この事実を伝えること。

決して、この悲しみを風化させてはいけないのです。