★書き上げた非公開小説のあらすじを紹介したいと思います。
《ノンアップデートメモリーズ~原稿用紙100枚》あらすじ
30歳になっていたギタリストの彰人は、半年前からギタリストにとって職業病ともいえる局所性ジストニアを患っており人前でギターを演奏することが出来なくなっていた。
そんな彰人は高校時代から通っていた中古ギターショップのオーナー戸田さんからの誘いで、アルバイトとして働き始めていた。彰人が戸田さんに全幅の信頼を寄せていたのは、戸田さん自身も若い頃に彰人と同じ病を患っていたことが大きかった。
大学4年生になろうとしていた柑奈は、ある日昨日のことが思い出せないことに気が付いた。そんな違和感を覚えながらも様子を見ていた柑奈だったが、いよいよ症状が回復することがなかったので病院にかかることとした。
診察の結果は一過性全健忘で、あくまでも一過性でもあり更には再発はほとんどないとのことだった。だが神経質になっていた柑奈は、病名がはっきりしてから何となく再発するかもしれないという恐怖心を抱くようになっていた。
ある日彰人はアルバイトが始まるまで時間があったので神田古本屋街をぶらついていた時に、ある古本屋の店頭で手作り感一杯の無料の詩集を手にした。
病気の再発への恐怖心から逃れることが出来なくなっていた柑奈は大学に通えなくなっていたこともあり知人の勧めで、古本屋でアルバイトをし始めていた。そして古本屋の店主に依頼して、今柑奈が一番夢中になることができていた詩作による初めての詩集を店頭に置かせてもらっていた。
彰人は柑奈の詩集の中にあった《ノンアップデートメモリーズ》と言う詩に、過去のギタリストとしての記憶を失いたくないという想いを感じて久しぶりにギターを手にしてメロディを乗せてみることにした。
《ノンアップデートメモリーズ》と言う詩に、柑奈は自分の直前の記憶を忘れてしまう恐怖心から逃れたいという気持ちを、過去の風景というり今の風景を忘れたくないといい想いを表現していた。
そんな2人の交差した想いを出発点として彰人が柑奈の詩にメロディを乗せていく作業を通して、互いの病を克服していく道を歩みだすのだった。
【非公開小説一覧】(原稿用紙枚数)
1【作品№122】Tシャツとピンクの万年筆(101枚)
2【作品№123】リバプールの旅人(100枚)
3【作品№124】あなたがネクタイ外したから、私もヒールを脱ぐわ(100枚)
4【作品№125】僕のプレイリストはタイムカプセル(100枚)
5【作品№126】鳴らない風鈴(100枚)
6【作品№127】切り分けられた林檎(100枚)
7【作品№128】キャロルキングを聴きながら(100枚)
8【作品№129】真冬のストローハット(100枚)
9【作品№130】5年目のバレンタインデー(100枚)
10【作品№131】セイントバレンタインデーの奇跡(100枚)
11【作品№132】バレンタインデーはエアメールで!(100枚)
12【作品№133】街角のバレタインデー(100枚)
13【作品№134】瞳の中のバレンタインデー(100枚)
14【作品№135】バレンタインデー・ラプソディ(100枚)
15【作品№136】ラストチャンス・バレンタインデー(100枚)
16【作品№137】奇跡を呼んだナレーション(100枚)
17【作品№138】コーヒーチケット1冊分の恋(100枚)
18【作品№139】ハッピーエンドまでの君と僕とのセオリー(100枚)
19【作品№140】ブロークンハート・イヴ(100枚)
20【作品№141】グッドミュージックが生まれる街(100枚)
21【作品№142】聖マルタンの夏(100枚)
22【作品№143】ノン・アップデート・メモリーズ(100枚)
23【作品№144】グッドバイ色の街だから(100枚)
24【作品№145】雨の中のオレンジ(100枚)
25【作品№146】君がヒロインになる瞬間(とき)(100枚)
26【作品№147】シャッター音がくれた奇跡(100枚)
27【作品№148】眠れない夜はニルソンを聴きながら(100枚)
28【作品№149】リメンバーミー(100枚)
29【作品№150】フォーマイセルフ&フォーユアセルフ(100枚)
30【作品№151】ジョナサンがいた風景(100枚)
31【作品№152】ファイナル・コンサート(100枚)
32【作品№153】気分はアウトオブデート(100枚)
33【作品№154】それぞれのダイアリー(100枚)
34【作品№155】あの頃君は駆け抜けて逝った(100枚)
35【作品№156】ミュージシャンたちの恋物語(100枚)
36【作品№157】サマークリスマス(100枚)
37【作品№158】ジーンズのある風景(100枚)