野田総理の一期一会は? | 脳溢血からのゆうき

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おはようございます。


昨日も野田、小沢会談の事をメディアは面白可笑しく報じていますが、そもそも野田さんが言う一期一会とは?多分野田さんは、一期一会を始めて言ったのは、千利休だと思っているのでしょうが、違うらしいですよ。私も本を読むまで知りませんでした。


それを言ったのは、幕末の大老で近江彦根藩の15代藩主、伊井掃部頭(かもんのかみ)直弼で、『安政の大獄』や『日米修好通商条約』を調印して、日本の開国を推進し、近代化を断行した事で有名です。後に安政7年の3月3日に、『桜田門外の変』で46歳で暗殺されました。


直弼は14代彦根藩主の直中の14男に生まれ、本来ならとても藩主にはなれない境遇でしたが、幸か不幸かなってしまいます…。直弼も部屋住み時代は、相当不遇に喘いでいたようですが、その部屋住み時代に「埋木舎」という所で30歳過ぎまで過ごしていたそうです。


その期間に茶の湯に没頭して、茶場一会集という本を著していますが、その中で「一期一会」を言っていて、その他に「新しい物が生まれれば古いものは消える。それがこの世の約束事だ」と…あります。


私は大変薀蓄のある言葉だと思っているのですが、古い者が古いと感じない現在の年を取った政治家達が、前途ある若い政治家たちに何で道を譲る事が出来ないのか…。確かに当時の直弼は、朝廷の承諾も得ずに調印をしましたが、当時は余りそのことでは非難はされていません。


『安政の大獄』という名前の通り、有能な志士や学者達を投獄して殺したことが、後世ごうごうと非難をされている所以ですが…、あの時代にあれだけの開国を断行したことは、私は大変な人物だと思っています。


小林一三の言う10歩、50歩先を歩く人はやはり偉人でしょう。現代の政治家にはとても無理ですね…。ただ反対をして、財源をどうするかの対案も出さずに、政局だけを生きがいにしている政治家は退場だし、それを取り上げるメディアも反省すべきです!今日のニュースでは野田、輿石会談を報じていますがどうなりますか?


また書きます。