おはようございます。
中国に『礼記(らいき)』という本があります。もちろん、礼の基礎を確立した儒教の祖である孔子の事を書いてある文献です。
その一説に「礼は庶人に下(くだ)らず、刑は太夫に上(のぼ)らず」とあります。当時(紀元前500年頃)は、礼儀などは確立されておらず、法律もなし。刑罰はあっても太夫にはなし、庶人には礼なし、刑だけが庶人に下された。いつの世も、一般国民だけが虐げられる酷い話です。
中国で最初に法律を確定したのが、孔子より170~80年後の公孫央。又の名を商央と言い、後世『商君の法』と呼ばれています。秦の孝公に仕えて、秦を一大国家にしました。始皇帝の60~70年前のことで、秦の中国統一の基を築いたと言われています。この人の法律は、(当時の)太夫や太子には法は適用されなかったのを一大改革をして、孝公の太子までも罰しました。そのため、孝公の死後に太子に恨まれ殺されてしまったのですが…。本来 法律とは…「万民に公平である」と同時に「厳しいもの」です。
日本では…年金問題であれだけの大金の行方が“うやむや”になっても、誰も責任を取るものも無し!あれだけの問題を起こしても、罰せられてもいない。今度の原発の問題でも、東電の会長、社長が辞任するだけで、何のお咎めも無し!!これで日本は民主国家、法冶国家と言えますか??
その上、国会議員たちは、320億もの税金を交付金として受け取り、知らん顔!それだけの金を「復興費に当てよう」と言う議員が一人もいない。一般国民も外国の人たちも、今までにどれだけ多くの人たちの善意が寄せられていますか?それなのに…模範になるべき議員が何てざまだ!「どいつもこいつも辞めてしまえ」と言いたいですよ!
今の日本は、国の体をなしていません!法律が甘すぎる!庶民だけではなく、議員たちにも、官僚たちにも『悪い人間にはきちんとした罰則を!』
国民の総意で、議員・官僚の一大改革を、今こそするべき時です。
また書きます。