お早うございます。
昨日、国際連合教育科学文化機関(ユネスコ)から太平洋のマーシャル諸島のビキニ岩礁が、世界遺産に登録されました。
1954年(昭和27年)に、アメリカの水爆実験で日本の漁船「第五福竜丸」が被爆してその二週間後に一人亡くなりました。現在でも当時の被爆者が平和的活動をしています。
当時のアメリカは、冷戦状態のソ連との核開発の競争で、ビキニ岩礁での核実験は7000発にも及んだのです。
広島、長崎の原爆7000発ですよ。周辺の国々の人達は未だに子供は奇形児が産まれ、多くの大人はガンで苦しんでいます。地球が壊れるのも当たり前。現在の異常気象を生んだ、と言うのも決して過言ではありません。
昨年の4月、アメリカのオバマ大統領が、プラハの演説で核廃絶を訴え、世界中が感動しました。
世界の大国のアメリカが率先して核廃絶や、戦争を失くす努力をする。大変良い事だと思いますが、中東問題、特に宗教が絡んだ国は大変ですね。
エジプトでも30年続いた独裁国家からの脱却を図り、国民の民主化の運動が沸き起こっています。
世界遺産の中には、広島の原爆ドームやアウシュヴィッツの収容所やバーミヤンのような戦争遺跡が他二つを入れて5件ほど、負の遺産として登録されていますが、果たして皆さんはどの様に思われますか?
確かに残さなければいけない物ですが、私はこのような形ではなく、人類の汚点としての記録ですよ。一番大事なのは世界遺産としての登録よりも、全人類が未来永劫決して忘れてはいけない物として、伝えていく。それに尽きると思います。
ちなみに世界遺産は2009年時点で890件登録されていますが、そのうちイタリアで44件とスペインでは41件、中国では38件あります。
これは歴史遺産や自然遺産だと私は思いたいです。私流に世界遺産とはそうあるべきだと思っています。
又書きます。