金曜電信 vol.98【世界】 | toeの占星術的視点

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私は1999から西洋占星術に関わっています。リーディングでは、その経験の中で見えてきた各テキストの解釈の裏にある共通点のようなものを大切にしています。このブログでは、その視点による占星術の記事を紹介していきます。



【世界】


『世界』カードNo.21
意味:成就、完成、完全、総合、完遂、完璧、調和、永遠不滅、衰退、堕落、低迷、臨界点
ヘリオ惑星:金星


『世界』はカードNo21です、21という数字は秘数術では『2+1=3』となり3の意味ももっています。ここでは両分化を包摂した太陽から3番目に位置する【金星】に当てはめてカードを読み解きます。


21がもつ3の意味は、3と12を統合しており強力な創造として働きます。12の内的想像力が醸成され、3の外的創造力に結びつくのです。


【審判】で新世界での生き方に目覚めた【水星】の生命力によって、21が示す『金星の創造力』は充分に発揮されます。


新世界では、過去と未来の対立が消失します。それは雑念なく世界を把握することに繋がり、その視点で世界を捉えると己の意思のまま世界が形作られていくのです。


これは旧世界の創造力『自ら考え工夫して構築する創造』と違い、『必要に気づくと、世界は必要なものを用意してくれる』という思考で世界が形成されていく創造性です。


ヘリオ金星は【女帝】から【星】へ、そして世界へと進み、その役割を完成させます。ヘリオ金星の役割は、新生を保つヘリオ水星の『今に集中する』生き方の実践によって『世界は解釈するものではなく、思考によって創造されていくもの』として生命力を働かせることです。


ヘリオ金星の意味する、世界と自分が同じ生命力として創造力を発揮する様相を『中央に月桂樹の輪が取り囲む人物、隅にはそれぞれ天使、鷲、牛、獅子が配置されている世界図』といった絵柄が表しています。




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