【エレメントと分業】
組織、集団、社会など、人が集まる理由は『共通の目標を達成させるために、各々が役割を担う』ためです、つまり分業ですね。
分業は人が集まることで生まれるメリットと考えられていますが、人は意識的に集まらなくても、人と人との関係性そのものが分業を意味しています。
例えば、会社など意識的な集団にとっては『共通の目標』は、独断にしろ総和にしろ創造されたものです。
しかし人間は、実は『共通の目標』を創造する以前から、集まる理由があるのです。それは『自然界での生存』という人類共通の根本課題です。
人は、会社のように目標があって集まるのではなく、人類はその進化の初期の段階から、一つの生存戦略として分業を選択し、分業のために集まったのです。
人間は他の動物に比べれば、身体能力や環境適応力が著しく劣った存在です。故に、ただ群れていても、自然淘汰の采配の内で生存できる生物ではありません。分業は人間には不可欠な生存手段なのです。
むしろ会社組織などは、この『生存のための分業』の派生的な集まりといえます、目標を限定させるので効率的な働きが期待できます。
【エレメントと分業2】へ、つづく