エレメントと分業 2 | toeの占星術的視点

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私は1999から西洋占星術に関わっています。リーディングでは、その経験の中で見えてきた各テキストの解釈の裏にある共通点のようなものを大切にしています。このブログでは、その視点による占星術の記事を紹介していきます。



【エレメントと分業 2】


【エレメントと分業】のつづきです、ようやく本題です(笑)


前述したように分業は、社会的仕組みの枠を超えて、生存競争にまで生起を見い出せる人類の根源的な構造です。


ですから、占星術のように普遍的な精神構造を扱うツールでの、分業の解釈や分析は有意義な試みといえます。今回は単純にエレメントを分業に当てはめて、それぞれの役割を解釈してみます。


『火のエレメント』は発展の感情を表示、組織の特攻隊長として働きます。役割としては、先駆者、起業家、創設者などのパイオニア型の人材が当てはまります。また新しいことや周囲から無謀と思われることを躊躇なく行えるため、尊敬や畏敬の念を集めやすくオピニオンリーダーとしての役割を担うこともあります。


『風のエレメント』は衰退の感情を表示、組織のブレーンとして働きます。役割としては参謀、相談役、などコンサルタント型の人材が当てはまります。エレメントの関係性と同じく『火のエレメント』の補完的な役割を担うと、相乗効果が期待できます。何故なら彼らは知性的な態度を信条としているため、一般には否定されがちな『火のエレメント』の冒険を固定観念から否定することがないのです。


『土のエレメント』は頂点の感情を表示、組織の保護者として働きます。役割としては管理者、経営者、運営や部門の責任者、など調整型の人材が当てはまります。手堅い手腕で周囲からの信頼を集めることもあれば、現状維持に固執して組織内に閉塞感を生み出してしまうこともあります、基本姿勢は内向きなため内部の権力闘争や内輪もめに明け暮れることも。


『水のエレメント』は忍耐の感情を表示、組織の従属者として働きます。役割としては従業員、雇用者(雇主ではありませんよ)、などの奉仕型の人材が当てはまります。彼らはある条件を満たすことで、保証や保護を獲得します。その条件は主に『土のエレメント』の役割を担う立場から提示されます、これはエレメントの関係性と同じで、『水のエレメント』と『土のエレメント』の役割同士には相乗効果があるからです。


私たちは生きていく中で、いろいろな集まりに参加しています。家族、仲間、職場、学校、地域、国家など、そしてそれぞれに異なる自分の役割があります。


私は、分業が人間の本来的な生理に根ざしていると感じています。分業が侵害されることに自覚的にしろ無自覚的にしろ、人は生理的な嫌悪感を抱くのでは?と思うのですが、みなさんは如何でしょうか?