稲葉浩志NHK独占インタビュー完結 | とまみーのB'z MANIA☆JAM

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2024年2月7日   フナの日


【豆知識】

2月7日は「フナの日」です。 2001年に茨城県古河市の古河鮒甘露煮組合が制定 。 日付は、数字の語呂合わせで「ふ(2)な(7)」と読めることからこの日になりました。 茨城県古河市ではフナの甘露煮が名物で、小学校や老人ホームなどにフナの甘露煮を贈呈する企画も行われているそうです。


フナ料理と云えば「ふなずし」

しか浮かばなかった💦



【豆知識】

湖国名物「ふなずし」は、知る人ぞ知る近江の国の最高級珍味です。 ふなずしはふなを塩漬けからご飯による本漬けを経て、自然発酵し熟成させたものです。



「好きな魚料理は?」

鰤の照り焼き


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1年近く前になってしまいましたが

稲葉さんがNHK「ニュースウォッチ9」

出演した時に番組内では収まり

きれなかったインタビューの内容を

昨日に続いて掲載しますね。

今回で完結です。


インタビュアーは

元NHKアナウンサー青井実さん


デビューから35年、作詞家/稲葉浩志が

信じる “言葉のチカラ” をテーマにした

「作品展 シアン」が、

ところざわサクラタウンで開催されて

いた会場での独占インタビュー


「ニュースウォッチ9」2023.05 .01

放送


番組内では放送されなかった未公開

インタビューも 




―歌詞を多くの人に知って聞いてもらいたい。一方で、ヒットさせることだけが目的ではない。そのバランスを稲葉さんどう考えていますか?


稲葉

プロとしてやる以上、ヒットさせたいと思います。ただ、どうやったらヒットするか分かっているわけじゃないんです。言葉ってほぼ無限にあるような状態じゃないですか、知らない言葉も含めて。それを考えると、歌詞に使える言葉は数え切れないぐらい無茶苦茶あるんです。一生かかっても使いきれないぐらい。なのに、歌詞にするときに結構限られたエリアの中の言葉しか使っていないと自分で思っています。なぜそうなるのかと、たまに考えるんですけど、それは何か自分の成功体験、例えばヒットした曲の歌詞の流れだったり、サビに来る言葉の雰囲気とかインパクト、そういうものが勝手に刷り込まれていて、作る時にそっちの方向に無意識に行ってるんだろうなと思っています。そこを意識して外すということも、もちろんできるし、外したからってそれがヒットしないとは限らない。「もっと色々できるのに」といつも思っています。


―それはいいことなんですか?悪いことなんですか?


稲葉

課題のひとつです。


―日々ニュースを見たり、新聞や雑誌を読まれたりする中で、語彙を増やすということも?


稲葉

本を読んでいても、新聞を読んでいても、いくらでも知らない言葉が出てきて、使いたいなと思うこともあります。ただ、無理して使っても説得力がないので、その中でメロディーに乗った時に使えそうなものは使う、という感じでずっとやっています。


―知らない言葉はあまり歌詞には使わないということですか?


稲葉

全く知らない言葉は…。ただ、あまりにもインパクトがあって使いたいなと思ったら、なんとかなる場合はやるのかな…。分からないです。ただ、たいして知らない言葉を「知っていますよ」というふうに歌うのが嫌というか。どこかの時点で、納得できれば使うと思います。


―難しいですね。かっこよく言葉を紡ぎ出したいけれども、伝わらなかったら意味がないという。


稲葉

歌にして届ける以上は、伝わらないとつらいです。


―ずっと言葉に向き合ってきた稲葉さんが考える言葉の面白さはどんなところですか?


稲葉

例えば、「頑張れ」という言葉がうるさいなと思う人と、「言ってくれてありがとう」と思う人もいます。逆に「頑張らなくてもいいよ」という言葉を言ったとして、安心したり、少し気が楽になる人もいるし、「そんなこと言わないでほしい」という人もいます。一つの言葉でも、どういう場面でその人に届くかによって伝わり方が全然違うじゃないですか。それが面白いところで、シンプルな言葉でも、何十通りにも解釈される。届いた先を想像しながらやっていくのが、すごく楽しいと思うし、面白いと思います。それで人の生活に影響を及ぼすことができるのは、言葉の本当の力を感じる時です。




―「もし誤解されたら…」といった怖さのようなものはありますか?


稲葉

誤解される可能性は常にあると思うし、単純に好き嫌いもあります。ただ、今は怖さというよりも逆に面白いなと思っています。極端に言うと、誤解されることも面白いというか。そこからまた生まれてくるものもあるし。「あ、そうなんだ」「なるほどね」と、新しい可能性が生まれる時もあると思うんですね。自分の歌詞が影響して、誰かが何かとんでもないことをしたということになれば、問題だと思うんですけど、言葉を聞いた人が誤解したりとか、いろいろな解釈をするのは逆に言葉の可能性でもあると思っています。だからこそ、頑張って使いこなして伝えようとすることが大事かなと思います。


―かなり気をつかいますね…。


稲葉

気をつかい続けていくと、だんだん言葉の範囲が狭まっていくので、ジレンマもありますけどね。


―今後の稲葉さんの楽しみを教えてください。


稲葉

なるべく自分でルールを決めないようにするというか、オープンにして、いろいろなものを受け入れていきたいなと思っています。歌っている人は喉・体が楽器なので、そういう意味ではある程度、制限時間もあるので、できる間にアイディアとか人との出会いから生まれてくるものを遠慮せずに受け入れたり、飛び込んでいきたいなと強く思っています。ここ数年のほうが、自分の中では力を抜いているというのは変ですけど、いろいろな方面に間口を広げるというか。それが自分の歌にも返ってくるし、すごく面白いですね。


―改めて、作詞家・稲葉浩志さんが信じる“言葉のチカラ”を教えてください。


稲葉

生きるための道具じゃないですかね。すごい可能性があるものなので、使われ方の振れ幅ってすごいじゃないですか。例えば、社会情勢が不安定な時に誰かが演説する言葉は、いい意味でも悪い意味でもすごい。人を変えていく可能性があるものだから。でも、そんなものがみんなの周りに同じように散らばってるわけです。だから、うまくいろいろな言葉を拾い上げて、自分で感じたりとか、人に投げかけたりとか…。みんなが、本当に考えて使えば、ものすごい可能性があると思います。