月がお空を飾るとき -4ページ目

聴こえる声は牛蛙

 

度胸は据えたもん勝ち
愛嬌は振りまくったもん勝ち
笑顔は見せたもん勝ち

相手の立場になったもん勝ち



知らぬ素振りを
するほど
感情なんて湧かなかったり。



嫌い、だとか。
苦手、だとか。


あたしには
無いから。

 



嘘はいけないよ、他人様につく嘘も然り、
己が己につく嘘、もね。



そういうの
あたしには 
無い、んだなー(笑)残念ながら。
 
 
 
どこを取ってもそのまんまー


例えば
つつかれても
笑いで飛ばせる
余裕

が。

あるんだ、よ(笑)


 

だって、
みな


蓋を開ければとりあえずでも


人間だもの。

 

良い種が良い実と成る候

 
あまり見た事のない小さな虫が
定かでない旋律を描き

空中を浮遊している。


目を凝らして見てみると
どうやら交尾中だったらしく

何て事は無い
辺りにもよく居る、よく見る虫であった事が

振り出したあたしの手で分離され
形を露わにした事で分かった。



俗に使われたりする

“星の数ほどの~砂の数ほどの~”

男と女。


引っ付いたり破れたり、離れたり
また別のとくっついたり。

の、繰り返しの中

実は、最善最良になる為の選び方てのがあるそうだ。


これは
雄と雌の
優勢順位とでも云うべきあろうか否か。



『女が男を選ぶべき、男は女に選ばれるべき』



本来、生物はこうあるべきで
実際
動物はそれに乗っ取り パートナーを選択する
‥らしい。


より良い子孫を残す為
より良い種を選別し

それに踏まえて
雌は雄を穴があくほど吟味し、
雄は雌にどうにか選ばれようと
かなりの努力を怠ら無い。


それが確実なパートナー選びの最善最良な統べ。


本能の上に成り立つ物が
“人間”と結び付くのであるかどうかは



果たしてくえすちょんではあるが


あたしはこの理論に少なからず共感を持った。




色んな意味、でね(笑)

 

雨音脳内回想情景

 

鴉が亀の甲羅を除いた部分を
美味そうに食べているのがリプレイし。



ナポレオンがカマンベールの匂いで
妻のジョセフィーヌの名を譫言で呼び

妻のジョセフィーヌはまた、夫のナポレオンが恋しく おぉカマンベール

と囁いたという話を思い出し。



あぁ、そうだ。
虫の居所が悪くて アイツのくるメール、くるメール
ここ何日も無視してたんだっけ

とか。



そう言えば
ここ頻繁に連絡がくる、お客様以上 恋人未満の疑似な恋愛チックなやり取りが
何かと面白い
だとか感じてみたり。



ボトルの管理、ノートにつけるの途中のままだった

とか。



急に冷蔵庫の中身が気になって
暗闇の中
光に誘われる様に、恍惚と覗いてみたり。



いつも泣いてる蛙の声が
今日は何故かしら
聴こえず
蛙も雨にうっとりかも
試練

なんてよぎったり。



幾何と思えば実は、関数の問題だった

という映画の中のワンフレーズが
何かと心に残り。




時折、激しく吹く風の音には
まだ馴れないけれど。



雨音はとてもここらよい。


深々と
深々と
深々と


お久しぶりな静かな感覚に


身を佇める。
心を委ねる。
脳を休める。




普通だと思える出来事を
普通だという気持ちで
普通の様に思い出す。



なんて平和な1日なのだろう
こんな日があるのだね、あたしにも。




雨色韻律
何よりもの安定剤