良い種が良い実と成る候 | 月がお空を飾るとき

良い種が良い実と成る候

 
あまり見た事のない小さな虫が
定かでない旋律を描き

空中を浮遊している。


目を凝らして見てみると
どうやら交尾中だったらしく

何て事は無い
辺りにもよく居る、よく見る虫であった事が

振り出したあたしの手で分離され
形を露わにした事で分かった。



俗に使われたりする

“星の数ほどの~砂の数ほどの~”

男と女。


引っ付いたり破れたり、離れたり
また別のとくっついたり。

の、繰り返しの中

実は、最善最良になる為の選び方てのがあるそうだ。


これは
雄と雌の
優勢順位とでも云うべきあろうか否か。



『女が男を選ぶべき、男は女に選ばれるべき』



本来、生物はこうあるべきで
実際
動物はそれに乗っ取り パートナーを選択する
‥らしい。


より良い子孫を残す為
より良い種を選別し

それに踏まえて
雌は雄を穴があくほど吟味し、
雄は雌にどうにか選ばれようと
かなりの努力を怠ら無い。


それが確実なパートナー選びの最善最良な統べ。


本能の上に成り立つ物が
“人間”と結び付くのであるかどうかは



果たしてくえすちょんではあるが


あたしはこの理論に少なからず共感を持った。




色んな意味、でね(笑)