漫才は文学だ! ☆日本の職場と家庭にほんの少しのスマイルを☆
今日の話題は、“香川県議8人、高額海外視察!?”です。
「社長、今日の話題は海外視察です」
『まるで、テキパキ動くお巡りさんだな』
「意味がわかりませんけど」
『甲斐甲斐しいサツ』(海外視察)
「苦しくないですか?」
『くるしゅうない』
「なんで、殿様ですか?」
『おいお前、リモートワークで家に大儀じゃ』
「待機ですね」
『子供がオモチャを、かたじけない』
「江戸時代の言葉シリーズですか」
『う〜ん、海外視察でボケるの、難しい』
「しかもお巡りさんのことをサツって……、悪党ですか?」
『自民党です』
「怒られたいんですか?」
『まぁ、なんだ、海外視察がどうかしたのか?』
「香川県議8人の海外視察が問題になってます」
『香川県議なんか、兵庫に行くだけで海外視察だろ』
「そうかもしれませんけど」
『本物の海外か?』
「そうです。兵庫どころか、パラグアイ、ブラジル、ロサンゼルスを回るそうです」
『おぉ……、地球の裏側じゃないか』
「9泊10日だそうです」
『パラグアイだけに、腹具合が気になる』
「何を言ってますか」
『渡るのは瀬戸内海ではなく太平洋』
「そうなりますね。なんだか、サンバのリズムが聴こえてきますね」
『う〜ん、ヒッ・ヒッ・フー』
「なんですかそれ?」
『産婆のリズム』
「面白くありませんよ」
『そもそも、香川県議がパラグアイやブラジルに何の視察なんだ?』
「移住者や現地県人会の友好親善を図るためだそうです」
『パラグアイに香川県人会なんかあるのか』
「ちゃんとあるみたいです」
『それなら、過去の移民者の子孫との交流支援も大切だからいいんじゃないか』
「問題なのは、その金額ですよ」
『いったい千両箱がいくついるんだ』
「江戸時代から離れてください」
『よきにはからえ』
「まず、移動の飛行機はビジネスクラス」
『そりゃ問題外に贅沢だな』
「ですよね」
『三等客室で行くべきだな』
「船は勘弁してあげてください」
『香川県議なんか貨物扱いでいいんだよ』
「無茶苦茶言わないでください。そのため、航空代は1人187万円」
『高っ!』
「宿泊代は全部で1人あたり29万円」
『9泊だろ? なんでそんなにかかるんだ?』
「ロサンゼルスでの宿泊は1泊6万6000円の最上階のエグゼクティブルーム」
『6万6千円って、アメリカやブラジルにもスーパーホテルがあるだろ』
「ありませんよ。で、結局、1人あたりの予算総額が263万円だそうです」
『8人だから2104万円……。(´⊙ω⊙`)』
「市民からの陳情を受けて10日に開かれた県議会で審議されたそうです」
『そりゃ考え直せって話になるよな』
「結果、起立多数、よって本件は議員を派遣することに決定したそうです」
『ドテッ。・・・・・・』
「何か言いたいことありますか?」
『インドカレーをつけて食べるパン、そう、ナンだそりゃ』
「回りくどいですよ」
『まさに税金の無駄遣いだ……』
「ちなみに、昨年、香川県議の海外視察の一部が実質的に観光だったということで」
『うむ』
「600万円の返還を求める判決が確定しています」
『・・・・・・』
「・・・・・・」
『まとめていいか?』
「お願いします」
『ここのところ、大雨災害が後を絶たないじゃん』
「被害に心が痛みますね」
『香川県議のみなさんは、線状降水帯による大雨警戒レベル5みたいなものだ』
「どういうことでしょう」
『だって、香川県議も大雨警戒レベル5も』
「はい」
『絶対、避難(非難)しないとダメでしょ』
「・・・・・」