史上最年少、グランドスラム制覇!? | 漫才風時事批評!夏川立也の毎日が時事ネタ漫才!

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日本のお昼休みに、ほんの少しのスマイルを!
毎日起こるいろんな出来事。。。
そんなこんなを、某中小企業の社長と社員が時事ネタ漫才にして発表します。
毎平日に更新します。頑張りま~す。v(^o^)
会社や学校での、時事ネタトークのネタにしてもらえれば嬉しいです。

漫才は文学だ! ☆日本の職場と家庭にほんの少しのスマイルを☆

 

今日の話題は、“史上最年少、グランドスラム制覇!?”です。

 

 

「社長、今日の話題はグランドスラムです」

 

『でっかいスライムだな』

 

「違います。スライムではなく、スラムです」

 

『しかし、そもそも、グランドスラムってどういう意味だ?』

 

「そこからですか? 主要大会を独占することですよ」

 

『おぉ……。つまり、キノコカップ、フラワーカップ、スターカップを制覇』

 

「誰がマリオカートの話をしてますか?」

 

『マリオカートの話ではないというと』

 

「そうですよ」

 

『マリオスカートの話』

 

「どこのマリオがスカートはいてますか?」

 

『めくるとキノピオが出てくる』

 

「下ネタはやめませんか」

 

 

『車椅子テニスだな』

 

「わかってるじゃないですか」

 

『小田凱人(ときと)選手、全仏オープン初優勝、おめでとう!』

 

「拍手ぅ〜!!」

 

『しかも史上最年少だもんな』

 

「拍手ぅ〜!!」

 

『俺は、全仏オープンって言葉を見るたびに、』

 

「はい」

 

『薬師如来とか不動明王とかみんな出てるのかと思ってしまう』

 

「そんなわけないでしょ」

 

『大坂なおみ vs 阿弥陀如来』

 

「どんな勝負ですか?」

 

 

『仏様の中で、強いのは絶対、不動明王だよ』

 

「千手観音もやると思いますよ。そんな話ではなく、車椅子テニスです」

 

 

 

『いやぁ、感動した』

 

「感動しましたよね」

 

『貴乃花優勝以来の感動だよ』

 

「古いですよ」

 

『しかも小田選手は、まだ17歳だぞ』

 

「若いですよね」

 

『17って、大谷くんと一緒だ』

 

「大谷くんは背番号ですけどね」

 

『17は素数だし』

 

「関係ありませんよ」

 

『俺に言わせると、そもそも車椅子でテニスができるだけですごい』

 

「わかります」

 

『それが、世界ランク1位のヒューエット選手を倒して制覇だからな』

 

 

 

 

「ちなみに、グランドスラムを制覇した日本人は2人目だそうです」

 

『2人目か……。1人目はもちろんあの人だよな』

 

「そうです」

 

『徳川家康』

 

「遠すぎるでしょ。どこから出てきましたか。もっと、かするような例えができませんか?」

 

『織田信長』

 

「そっちに、かすってどうするんですか」

 

『国枝慎吾さんだよな』

 

「そうです」

 

『小田選手は、サッカー少年だったのが骨肉腫で車椅子生活になったんだよな』

 

「そうです。2度も再発して、今も数ヶ月に一度検査が欠かせないそうです」

 

『頭が下がるよ』

 

「自分にとってはうまくできないことが当たり前。数万人に一人の病気になった時点で、自分は選ばれた存在。だからどう頑張るか」

 

『ん? アレ? どこいったんだ?』

 

「何か探してますか?」

 

『見つからないんだよな・・・・・返す言葉』

 

「見つかりませんよね」

 

 

 

『でもどうすればあんなに速く、クルクルと動けるのか不思議だよ』

 

「巧みなチェアワークってやつですよね」

 

『うちのオフィスのみんなにもマスターしてもらわないと』

 

「職場であんな動きは必要ないでしょ」

 

『ま、見てて思ったんだけど、車椅子テニスって、飲食店に似てるよな』

 

「飲食店ですか? 似てないと思いますけど」

 

『いやいや、何言ってんだよ。車椅子テニスも飲食店も、』

 

「はい」

 

『回転の良し悪しが結果を分けるだろ』

 

「・・・・・」