ボールデフの組み方を紹介します。
パーツクリーナーで全パーツを脱脂する。
Oリングとアジャストカラーとデフハウジングを付けて、デフハウジングに「アンチウエアグリス」を適量塗って馴染ませる。
R246の「ボールデフプレート」を付けて、デフグリスを適量塗る。グリスは「京商の高耐久性ボールデフグリス」や「ヨコモのデフグリス」がおすすめです。TKは違うのを使ってますが、もう売ってないんで紹介できませんw
スパーギヤを付けて、穴にグリスを適量塗る。ボールにも適量塗り、穴にはめる。
先ほどと同じ要領でデフプレートとデフハウジングにグリスを塗って付ける。
ベアリングとEリングを付けて、アジャストカラーを適度に締め込んで完成!
シャフトにシムを入れてからマシンに装着し、「EVOオープンマシンを組む。その8」に書いた方法で慣らします。
と、こんな感じで普通に組んでるんですが、重要なポイントが2つあります!
■ Eリングの向き
Eリングには向きがあり、角がなめらかになっている面と、角張っている面があります。
Eリングの角がなめらかになっている面をベアリング側に向けて取り付けます。
角張っている面をベアリング側に向けて取り付けた場合、角がベアリングと接触してデフがスムーズに動作しないことがあります。
■ ベアリング
ベアリングはデフをスムーズに動作させるための超重要パーツです!
プレートやボール周りの組み方はある程度適当でもいいんですが、このベアリングがダメだと何をやってもダメなデフしか組めません。
デフをメンテしたのにゴリゴリ感がある場合は、ベアリングを新品に交換しましょう。常に圧迫されているため消耗がかなり早いです。
そして、よりスムーズに動作させるために、ベアリングにボール周りで使用したデフグリスを差します。
TKの場合は、モリブデン系の「ブラックグリス」を差しています。
なお、デフ内部にモリブデン系のグリスが飛び散ってしまうとデフの動作が重くなってしまいます。
他の適当なデフにベアリングを組み込んでシャシーに装着し、モーターを回転させてベアリングのグリスを程よく飛び散らせてから、使用するデフに付けるようにしています。
あと、無負荷ではスムーズに回っているベアリングでも、デフに付けて圧迫されるとゴリってる物もあるので要チェック!