はじめまして。木村太陽です。
私はかつて「安定した会社にいれば人生は安心だ」と信じて疑わず、いわゆる“王道”のキャリアを歩んでいました。
しかし、ある時からその考えに違和感を覚えるようになります。果たしてこのままの働き方で、本当に自分の人生をデザインできるのか?と。
そこで私は、副業という選択肢に踏み出しました。今回は、自分のキャリアを自ら切り拓いていく「副業マインド」について、私自身の実体験をもとにお話ししたいと思います。
「安定」は時に、思考停止の温床になる
「安定した企業に入る」「正社員で働き続ける」「定年まで勤め上げる」
かつては、それが成功の定義であり、理想のキャリアとされていました。私もその流れに乗り、いわゆる“大手企業”に就職し、堅実なキャリアを築いていたつもりでした。
しかし、仕事に慣れ、業務を“こなす”日々が続く中で、次第に「自分が本当にやりたいことは何か?」「このままで成長できるのか?」という問いが浮かび上がってきました。
一見、順調に見える日常の中に、自分らしさや熱意を見失っていたのです。
安定は安心をもたらしてくれる一方で、「変化しないことが正解」と思い込んでしまうリスクもある。そんなことに気付いた私は、「挑戦」することを選びました。
副業で得た“自分の人生を動かす力”
副業を始めた当初は、何から手を付けていいかもわからず、まさに手探り状態でした。
ですが、いざ一歩を踏み出してみると、そこには驚くほどの学びと気付きがありました。
まず、「自分で考え、自分で動く力」が身につきました。
副業は、言ってしまえば“全部が自分の責任”。自分で企画し、行動し、成果を出すしかありません。
会社では与えられていた仕事も、副業ではすべて自分で生み出さなければならない。
この経験を通して、私は「主体性」と「決断力」を磨くことができました。
また、「人とのつながりの大切さ」にも気付きました。
本業では出会えなかったような人たち、異なる分野で挑戦している仲間たちと出会い、刺激を受け、自分の視野が一気に広がりました。
何より、同じようにキャリアや人生に真剣に向き合う人と繋がることが、今の自分の原動力になっています。
さらに、「収入の柱が増えることで、選択肢が増える」ということも実感しました。
副業で得た収入はもちろん嬉しいですが、それ以上に大きかったのは「自分のスキルが他の場所でも通用する」という自信。
これがあるからこそ、「いつか起業したい」「地方で暮らしながら働きたい」など、柔軟なキャリアの選択肢を描けるようになったのです。
終わりに|キャリアを“待つ”のではなく、“創る”という選択
今、私は自分のキャリアを「企業の枠」ではなく、「自分の価値観とビジョン」をベースに考えています。
それは、副業を通じて得た実践と気付きがあったからこそ実現できたものです。
「安定」を否定するわけではありません。安定も素晴らしい価値です。
ただ、それだけが正解ではないということ。
「挑戦すること」が、こんなにも自分を成長させ、世界を広げてくれるものだということを、私は副業を通じて知りました。
キャリアを“与えられるもの”ではなく、“自分で創っていくもの”に変えていく。
それが、これからの時代を生き抜く私たちに必要なマインドではないでしょうか。