皆さん、こんにちは。木村太陽です。
日々、情熱を持った仲間たちと共に様々な事業を推進する中で、私自身が常に問い続けているテーマがあります。
それは、「自分は何のために事業を立ち上げ、経営者としてどこへ向かおうとしているのか?」という本質的な問いです。
事業を推進していくプロセスでは、常に決断の連続であり、時には予期せぬ壁や試練に直面します。そんな時、経営者である自分自身を支え、組織の迷いを打ち消す唯一無二の道標となるもの——それこそが「ミッション」です。
今回は、私が過去の泥臭い実体験から学んだ「経営者におけるミッションの重要性」と、事業家集団として私たちが社会に届けるべき価値について、本音でお話ししたいと思います。
売上だけを追い求めていた「空白の時期」
今でこそ、私は明確なミッションを掲げ、事業家集団の仲間と共に前を向いて走っていますが、最初からそうだったわけではありません。
事業を立ち上げたばかりの黎明期、私の頭の中は「いかに売り上げを伸ばすか」「いかに事業をスケールさせるか」ということで一杯でした。損益計算書と睨めっこし、数字を作るための施策を打つ日々。もちろん、ビジネスにおいて利益を出すことは継続の前提条件であり、逃げてはならない現実です。
しかし、ある程度の成果が出始めた頃、私の心の中に強い違和感と空虚感が芽生え始めました。
「利益は出ている。事業も伸びている。だが、なぜ自分の心は満たされないのだろうか?」 「自分は何のために、この事業を命がけでやっているのだろうか?」
数字だけを追う経営は、例えるなら「目的地を定めずにアクセルを踏み続け、ガソリンを消費している状態」でした。社員や仲間の表情にもどこか疲弊の色が見え始め、組織全体のモチベーションも頭打ちになってしまったのです。
経営者である私自身の軸がブレていたからこそ、チーム全体が「何のために働いているのか」を見失っていたのだと、今振り返れば痛感します。
魂を揺さぶられた、メンターからの問いかけ
そんな停滞感を打破するきっかけとなったのが、事業家集団という環境での学びであり、尊敬するメンターや仲間からの言葉でした。
ある日、自問自答を繰り返していた私に対して、恩師とも言える先輩経営者からこう問われました。
「太陽、お前がやっている事業は、社会のどんな『課題』を解消し、どんな未来を約束しているんだ? お前の言葉に、魂(ミッション)は乗っているか?」
この問いは、私の胸を強く突き刺しました。 当時の私は「経営者」という立場にありながら、自分のエゴや保身、目の前の成果のことしか考えられていなかったのです。事業を通してどんな社会を創りたいのか、どのような価値を顧客や仲間に手渡したいのかという「根本の思想」が欠落していました。
その日を境に、私は一度立ち止まり、自分の原体験や「なぜ働くのか」という想いを深掘りし続けました。そして辿り着いたのが、揺るぎない「ミッション」の確立でした。
単に文章を綺麗に整えたお題目ではなく、自分の人生のストーリーと紐づいた、腹の底から湧き上がる使命。それを言語化した瞬間、私の腹は括られ、経営者としての本当のスタートラインに立つことができたと感じています。
ミッションが経営者と組織を覚醒させる
経営者が真のミッションを手にした時、事業と組織には劇的な変化が訪れます。私が身をもって体感したミッションの価値は、大きく分けて3つあります。
1. 困難に直面した時の「絶対的な軸」になる
ビジネスの世界では、市場の変化や予期せぬトラブルなど、思い通りにいかないことの連続です。しかし、腹の底から納得したミッションがあれば、どれほど強い逆風が吹こうとも決断にブレが生じなくなります。「このミッションを果たすためなら、どんな壁も成長のプロセスだ」と捉えられるようになるのです。
2. 共感する「本物の仲間」が集まる
利害関係や条件だけで集まったチームは、状況が悪くなると脆く崩れ去ります。しかし、「このミッションを共に実現したい」という志で結ばれた仲間は、どんな試練も一丸となって乗り越えていく強さを持っています。ミッションこそが、最高の優秀な人材を惹きつける磁石になるのです。
3. 社会に対する「存在意義」が明確になる
単にモノやサービスを提供するのではなく、「その事業が存在することで、いかに社会が豊かになるか」というストーリーが社会に伝わるようになります。これこそが、単なる一企業の枠を超えて、社会から必要とされ続ける事業づくりの本質です。
志を同じくするコミュニティで、共に時代を動かす
私が事業家集団という環境に身を置き続ける理由も、まさにここにあります。
ここには、一人ひとりが自分の強烈なミッションを抱き、「自らの事業を通じて社会を良くするのだ」という高い基準を持った経営者たちが集まっています。
一人で経営に向き合っていると、時に視座が下がり、目の前の小さな損得に惑わされそうになる瞬間があります。しかし、互いにミッションを語り合い、原理原則に基づいて切磋琢磨できる仲間がいるからこそ、常に視座を高く保ち、自己変革を続けることができるのです。
一人の力には限界があります。しかし、明確なミッションを持った経営者が集い、互いにシナジーを生み出しながら価値を創造していくことで、個人の限界を超えた巨大なインパクトを社会に与えることができると確信しています。
おわりに:自分の人生の「経営者」として生きる
経営とは、単に会社を動かすことだけではありません。 「自分自身の人生という事業を、どのようなミッションを持って導いていくか」という、究極の主体性の発露です。
あなたには、命を懸けて成し遂げたいミッションがありますか? そして、一人の経営者として、周りの人や社会にどのような価値を遺したいですか?
もし今、目の前の課題に悩み、道を見失いそうになっている方がいるなら、ぜひ一度原点に立ち返り、「自分のミッション」と向き合ってみてください。
明確なミッションを掲げ、高く大きな志を持って一歩を踏み出す時、あなたの未来は間違いなく変わり始めます。
私自身もこれからも挑戦を止めず、事業家集団の仲間と共に、社会に本質的な価値を提供し続ける経営者であり続けます。共に、熱い未来を切り拓いていきましょう!
本記事は、事業家集団で大切にしている経営者視点・原理原則の一例です。


