東京ディズニーランドでバイノーラル録音 | モノゴトをオモシロくスルドく見る方法「かふてつの方丈記 」

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How to look everythings essentially
or
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録音の手法で、「バイノーラル録音」というものがあります。

 

人間は音を、耳・顔・頭の形による屈折・干渉を感じ取って、距離や方向を判断しているのです。だから、人の耳・顔・頭の形を作って、鼓膜の位置にマイクを置いてステレオ録音し、それをヘッドフォンで聴くと、前後・左右・上下・遠近を伴った立体的な音響を再現できるのです。

 

これをバイノーラル録音と言います。普通のステレオ音源をヘッドフォンで聴くと音は”頭の中”で聞こえますが、バイノーラル録音した物は”頭の外”に聞こえます。

 

スピーカーを複数設置したマルチチャネルでも前後左右の音場を作れるのですが、バイノーラル録音が凄いのは「音の距離感、上下感」まで再現できてしまうトコロにあります。例えば、”耳元で囁く声”なんかも再現できてしまうのです。

 

バイノーラル録音には通常は”ダミーヘッド”を用います。

 

  ←こんなのです。これは百万円します。

 

でもいちいち”ダミーヘッド”を使うのは大変なので(値段が結構高かったりする)、カナル型イヤホンにマイクを仕込んだ”バイノーラル用イヤホン”を使って、自分の頭をダミーヘッドの代わりにする簡便な方法もあります。

 

   ←こんなの

 

 

バイノーラル録音は時々ラジオドラマなどで使われますが、いまいち広がらないのは、再生にどうしてもヘッドフォンかイヤホンが必要になるからでしょう。

 

でも、その音響の立体感・距離感の再現性は物凄いです。なので私は昔からバイノーラルが大好きなのでした。

 

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大分昔ですが2007年のハロウィンシーズンに東京ディズニーランド(以下TDL)へ行った時、”バイノーラル用イヤホン”で録音して来ました。 YouTube にUPしてみたので、ご紹介します。必ずヘッドホンで聴いて下さい。

 

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例えば、「ホーンテッドマンション」冒頭では、係のお姉さんが横を擦り抜けていく様など、リアルに再現されます。

 

   

 

   

 

   

 

※こんなもの掲げるとディズニーに消されるかも知れないから、早めに観ておいて下さい。

 

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