夜の女王のアリア | モノゴトをオモシロくスルドく見る方法「かふてつの方丈記 」

モノゴトをオモシロくスルドく見る方法「かふてつの方丈記 」

  
How to look everythings essentially
or
Everythings gonna be alright

 

何度も張ってますが、モンティ・パイソンミュージカル「スパムロット」のキャメロットソング、途中で出て来る女の人は「湖のレィディ」です。

 

   

この人はアーサー王伝説ではアーサー王に聖剣エスクカリバーを渡して、アーサー王が死んだらアヴァロン島へ連れて行く重要人物ですが、「スパムロット」ではヒロイン役です。結構歌唱力を要求されるので、日本でも大体宝塚出身の人とかが抜擢されます。
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彩吹真央(2012年)、平野綾(2015年)
 
キャメロットソングを又張るので、又かと言わずに見てみて下さい(クライマックスなんだから良いでしょ)。
 
→https://www.youtube.com/watch?v=Va5qzizoDn0

 

このYouTubeのはスパニッシュっぽいからスペイン上演版なのかなぁ、ブロードウェイやニッポンのとは演出や美術がちょっと違って、トランプのイメージでキャメロット城を造形してますね。

 

「湖のレィディ」の登場シーンも、甲冑を着た騎士が出て来て、脱ぐと実はレィディだった、てのが普通は多いです。 

 

で、「湖のレィディ」の歌の途中にカデンツァ(即興)ぽい部分があって、ここで一瞬出て来るのが、モーツァルトの「魔笛」の「夜の女王のアリア」です(ホント一瞬だけど)。これも(多分)スペイン版ならではの演出です。

 

 

これにインスパイアされちゃったから「夜の女王のアリア」だけで一本書いてみます。

 

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映画で「夜の女王のアリア」ったら、「アマデウス」のこれでしょう。ポスターとかのコンセプト・アートにも取り上げられましたが、これが「夜の女王のアリア」なのです。

 

→https://goo.gl/F6k1TA

 

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元がオペラ(正しくはジングシュピール)だから、折角なのでオペラのシーンも見てみましょう。 →https://goo.gl/2zGjdB

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これはコロラトゥーラソプラノ(しかも超高音の)が出来る人じゃ無いと歌えないから、歌える人は限られているのです(だからさっき「キャメロットソング」で歌ってたも実は凄いと思わねばならない)。

希有な歌える人のも聴いてみましょう
 
・田中彩子→https://goo.gl/suiQCv

        

・ルチア・ポップ→https://goo.gl/X3VggU

               

・何処かのボクちゃんが歌っての見つけちゃった。このボクちゃんも凄いな!! →https://goo.gl/ok4yre

  

  

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一曲だけじゃやっぱ持たないですね。
 
「魔笛」の聴き所集もリンクしときます。

 
なお、「魔笛」の成立経緯は映画「アマデウス」の通りで、興行師のシカネーダが大衆向けにムリヤリ作らせたと言うもので、だから高尚なオペラと言うよりはミュージカルみたいなもんです(ジングシュピール)。敵と味方が途中で入れ替わったりして筋はムリヤリ感満載ですが、筋を除けばお子ちゃま向けキャラが出て来たりしてなかなか楽しいです(←そこを除くな!)。ヒマな人は見てみましょう!!
   
・序曲→https://goo.gl/ALcr3A

           
・冒頭の「Zu Hilfe! zu Hilfe!(助けてくれ)」

→https://www.youtube.com/watch?v=XieGq75R-WY

        
・「おれは鳥刺し」

→https://www.youtube.com/watch?v=9HliSWXuiGk

        
・「何という笛の音だ」

→https://www.youtube.com/watch?v=bBAn_KegMCM

        
・「恋人か女房がいれば」

→https://www.youtube.com/watch?v=knrz82zSnOA

      
・「パパゲーナ・パパゲーノの二重唱」

→ https://www.youtube.com/watch?v=FZkLDInGzEQ

           
以上