孫子の兵法で好きな言葉に
『正を以って合し、奇を以って勝つ』とあります。
(戦を始める時は、真正面に堂々構えて敵と相対し、最後の勝ち時は、奇策を以って敵を討て)
これを、
王道、正攻法となる基礎をしっかりと固めて商売しながら、自社の差別化、強みとなるものを磨け
と解釈して経営を進めたいと考えてます。
奇策や応用は、基礎があってこその強みとなるんだと感じます。
少し違った見方をするなら、
商売はベースとなる営業をしていくことと、ここぞという時の、勝負所を逃さない勝負強さも大事です。
そこで踏ん張れるか、一皮むけるかはその後を大きく左右するように思います。
今日はそんな勝負所の教育の話。
たくさんの社員やキャストを見てきて感じるのは、
勝負所で踏ん張った人は必ず成長しているなと感じてます。
それは、逆境の中であったり、このままじゃダメだと自分を追い込んで、自らの意志を持って臨んでいる時です。
もちろん、常にそうあるのが理想ですが、
こればかりは環境や目標によって、人それぞれの意志によるものだと思います。
会社や組織が出来ることは、そう感じてもらえる環境や空気、風土を作り上げること。
そこまでやって、最後は、本人の意志です。
社員の面談の時に、こんな話をしました。
ひな鳥が卵の殻を破って出てくる瞬間がある。
俺はそれが『勝負所』のような気がしてる。
周りでいくら『出てこい』と叫んでいても、ひな鳥は出てこないし、
ましてや、無理矢理に卵を叩き割って出したりしたら、ひな鳥もたまったもんじゃないよな。
周りは卵から出てきやすい環境を整えることまでなんだ。
最後の最後は、
ひな鳥自身が「よし、殻を割って外に出るぞ」と意志を持った時、必死になって中から殻を破った時に出てくるんじゃねぇかな…と。
誰にも、どんな状況の中にも勝負所はあります。
そして、それを逆境だピンチだと感じるのか、
この難局は勝負所だ。
これを乗り越えて、今まで以上に俺は強くなってやると意志を持つのかで、
その後の人生は変わるんじゃないかと思う。
殻を破れ。
殻の中にいちゃ見えない景色が待ってるよ。
誰にだって、人生においてそういう瞬間はくるもんです。
今、課題があることが悪いことじゃない。
その状況は、誰かにとっては殻を破り、外の世界に出てくるチャンスだよね。
こんなイイ話…ちゃんと伝わってくれてるとイイなぁー。笑
イイ話をした時は表情が晴れやかです。
それが継続するようなサポートをしていきたいと思う。
殻を破る社員が続々と増えていきます。
今年も残り2ヶ月。俺も殻を破りにいきます!
最後にこれは伝えたい。
俺は今、なぜか
卵かけご飯を無性に食べたい…笑