癒しでは人を救い、人生を変えられないんだと言う事を・・
映画「おくりびと」は、映画界の頂点である、米国アカデミー賞を受賞しましたよね・・
なのに原作者が記載されていませんよね・・
原作者の青木新門さんは、語っていました・・
宗教を完全に削除されたのでは、承服するわけにはいかず著作権を放棄したと・・
この映画は、新門さんが「目指したものと似て、非なる」作品であると言われています・・
真実は、真っ向から反対されることによって、消されることはありませんが、似て、非なるものものによって消し去られてしまうと・・
この映画は、既存宗教やその葬送のあり方には、拒絶反応を示しながら、愛別離苦の悲しみをいかにして癒すかと言う視点で描かれていると・・
人は、宗教を見失ったときに癒しを求めるもんだと言い切っています・・
そんな現在人の心にフィットしているのが、「千の風」であり、この映画であると・・
だが、新門氏によると、現在の多くの知識人も含めて、ほとんどの人は、今生を一大事と思っていて、後生を一大事などと思っていないと・・
氏が、後生を一大事と実感するようになったのは、納棺の現場で死者たちが見せた安らかな美しい死に顔であったと・・
それによって、遺された者たちへの後生の一大事を伝えるメッセージであると気付かされたと・・
そのメッセージを気付かされたのも親鸞聖人のみ教えに導かれてのことであり、それによって、虚無のどん底にいた氏自身が安心の心で生きていけるようになったと・・
氏は、死と言う現実から、生きている私等が現実をどう生き、死後の世界はどうあるべきかを伝えたかったんでしょうね・・
私は、今まで、癒しは、宗教からの逃避とは思っていませんでした・・
私も、人生の闇の中で迷っていますが、宗教を拠り所として、真実の世界を気付かせてもらって、実り多い美しい人生を送って生きたいと思いました・・