ウィスキーで省エネ:Fueling by Whisky | 高橋翻訳事務所スタッフリレーブログ

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こんにちは。高橋翻訳事務所(http://goo.gl/25cZv)環境翻訳担当のY.M.と申します。


環境翻訳今日はスコッチウィスキー好きの皆さんへ朗報です。
62億米ドルに上るスコットランドのウィスキー製造産業では、これまで製造過程で作り出されるポットエールを年間400万ガロン、ドラフ(draff)を55万トン処分(dispose of)してきました。しかし、スコットランドを拠点とする新規企業(startup)、Celtic Renewablesは、ウィスキーの副産物であるドラフおよびポットエール(pot ale)がバイオブタノール(biobutanol)に変換できることを発見。このバイオブタノールはエタノール(ethanol)より25%も多くのエネルギーを供給でき、扱いも安全で、より高濃度でガソリンに混ぜて利用することができます。その上揮発性(less )が低いため、エタノールよりも大気質(air quality)に与える影響が少ないといわれています。
現在Celtic Renewablesではパイロットプログラム(pilot program)を行っており、成功すればワイン(wine)、ビール(beer)、木材(wood processing)、食品加工(food processing)産業にも応用したいとしています。
ウィスキーボールを片手に地球の環境を考える―ウィスキーの風味が格別おいしく感じられること間違いなしですね。
詳細はこちら:
ワシントンポスト記事http://www.washingtonpost.com/business/technology/scottish-startup-thinks-whiskey-can-fuel-more-than-an-epic-bender/2013/06/21/bd537190-da0b-11e2-b418-9dfa095e125d_story.html
Celtic Renewablesホームページhttp://www.celtic-renewables.com/




環境翻訳コラム担当者紹介

環境コンサルタントを経て米国でサステイナビリティ研究を行った経験を活かし、環境に絞って翻訳活動を行っております。修士共同研究ではカリフォルニア州道路公団の依頼で景観計画を作成。サステイナブル・コミュニティに関する研究では代替エネルギーから建築、農業、教育まで幅広い分野を統合する試みに携わりました。調査→分析→報告/発表という一連の流れの中で、必要に応じて関連分野の情報収集を行うなど、環境に関わる各分野に適した正確な翻訳を行います。

株式会社高橋翻訳事務所 

環境翻訳  担当:Y.M.