スカッシュがオリンピック競技の最終候補に | 高橋翻訳事務所スタッフリレーブログ

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こんにちは。高橋翻訳事務所(http://goo.gl/25cZv)スポーツ分野翻訳担当の佐々木と申します。


経済翻訳、政治翻訳、スポーツ翻訳今回のテーマはオリンピック競技の最終候補に残ったスカッシュ(squash)についてです。

国際オリンピック委員会(IOC: International Olympic Committee)は5月29日の理事会で、2020年のオリンピックで実施される競技の最終候補をレスリングと野球・ソフトボール、そしてスカッシュの3種目に絞りました。レスリングは2月の理事会で中核競技(core sports)から外れましたが、ルール変更や組織改革などのアピールが功を奏し、復帰に向けてまずは第1段階をクリアしています。野球・ソフトボールも国際野球連盟(IBAF: International Baseball Federation)と国際ソフトボール連盟(ISF: International Softball Federation)が統合団体の世界野球ソフトボール連盟(WBSC: World Baseball Softball Confederation)を設立し、試合も7イニング制にするなど、改革への姿勢が評価されました。

残りの1競技はスカッシュです。日本での競技人口は1万人程度ですが、世界では2,000万人もの愛好家がいます。ラケットを用いて室内で行われる競技ですが、19世紀の初めにイギリスの監獄で囚人の運動不足解消のために行われたのが起源と言われています。1966年に設立された世界スカッシュ連盟(WSF: World Squash Federation)には128の国が加盟し、アジア大会では1998年から正式競技となりました。

基本的なルールは、四方を壁に囲まれたコートでラケットを用いて交互にボールを打ち合い、ワンバウンドかノーバウンドで打ち返せない場合に相手に1点が入ります。1ゲーム11点先取で、3ゲーム取った方が勝ちとなります。ボールは直径4センチほどのゴムボールで、速度は最速で200キロにも達する激しいスポーツです。近年は四方が透明な壁のコートも開発され、観客を意識した取り組みも行われています。

1競技が決定するのは9月のIOC総会です。残り3か月となりましたが、レスリング、もしくは野球・ソフトボールが復帰を果たすのか、スカッシュが新たな競技として加わるのか、最後まで目が離せない状況が続きます。




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スポーツ分野翻訳を幅広く担当しています。私自身スポーツに親しんでいることもあり、普段からいろいろなスポーツについての情報収集に努めています。正確でありながら、実際にそのスポーツに関わる方々が見ても自然な文章、生き生きとした説得力のある訳文を目指しています。

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