こんにちは。高橋翻訳事務所(http://goo.gl/25cZv)美術翻訳担当の佐々木と申します。
今回のテーマは今年もやってきた梅雨(rainy season)についてです。
5月14日に沖縄地方の梅雨入りが発表されました。梅雨は雨季の一種で、日本では毎年5月から7月にかけてこの季節を迎えます。この時期にはオホーツク海付近に発生するオホーツク海気団と小笠原諸島付近に存在する小笠原気団が接近し、停滞前線(stationary front)が形成されます。気団が衝突したところに梅雨前線ができますが、夏にかけて南側の小笠原気団が勢力を増すため、前線は徐々に北上していきます。その間、前線付近で続く雨が梅雨と呼ばれています。一般的に北海道には梅雨がないと言われていますが、数週間ほど悪天候が続く時期があり、蝦夷梅雨と呼ばれています。
関東地方では平均して梅雨入りが6月10日前後、梅雨明けが7月20日頃となっており、梅雨の時期は1か月以上続きます。豪雨による洪水や土砂災害も起こりやすくなりますので、特に注意が必要です。また、気温、湿度ともに高くなっているため、カビの発生や食中毒にも気をつけなくてはなりません。
私自身は暑い夏が大好きなので梅雨明けが待ち遠しいのですが、秋に収穫される農作物にとっては重要な時期ですし、空梅雨になってしまうとダムが干上がり、水不足のため取水制限も実施されてしまうため、梅雨は日本にとってなくてはならない季節です。梅雨の時期には読書や映画鑑賞など、夏に向けて体力を温存しながらかんかん照りの太陽を楽しみに待ちたいと思います。