こんにちは。高橋翻訳事務所(http://goo.gl/25cZv)スポーツ分野翻訳担当の佐々木と申します。
今回のテーマは国民栄誉賞(National Honor Award)を受賞した長嶋監督と松井選手についてです。
5月5日は新旧のプロ野球ファンにとって特別な日になったのではないでしょうか。長嶋茂雄・読売ジャイアンツ終身名誉監督と、ジャイアンツやメジャーリーグでも活躍した松井秀喜選手が国民栄誉賞の授賞式に臨み、満員の東京ドームは感動の渦に巻き込まれました。授賞式の前には松井選手の引退セレモニーが開かれ、スピーチの後にはオープンカーで球場内を一周し、ファンからの声援に笑顔で答えていました。
その後、国民栄誉賞の授賞式では、安倍総理から表彰状と記念の盾、金のバットが贈られました。2004年に脳梗塞(stroke/cerebral infarction)を発症した長嶋監督も元気な姿、そして声で挨拶をし、続いて松井選手もスピーチで感謝の気持ちを表しました。
この日一番の盛り上がりを見せたのは、長嶋監督が打席に立ち、松井選手がピッチャー、原監督がキャッチャーを務めた始球式でしょう。二人ともジャイアンツ時代のユニフォームを身に着け、背番号も3番と55番。松井選手が投じた球を長嶋監督は空振りしてしまいますが、悔しそうな表情がとても印象的でした。
国民栄誉賞の受賞には賛否両論がありましたが、二人の揃った姿を見るとそのたたずまいやオーラは健在で、今回の同時受賞はすばらしい決定だったと思います。