中国国内のガス田・ガスパイプライン | 高橋翻訳事務所スタッフリレーブログ

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こんにちは。高橋翻訳事務所(http://goo.gl/25cZv)学術論文翻訳担当の平井と申します。

医学翻訳 ・分子生物学翻訳 ・生化学翻訳中国で生産する天然ガスは85%が陸上からですが、生産量が最も多いのは新疆ウイグル自治区(Xinjiang Uygur Autonomous Region)です。

同自治区のタリム盆地(Tarim Basin)やオルドス盆地など主に西部の堆積盆地(sedimentary basin)に天然ガス資源(natural gas resources)が集中しており、生産量の3分の2を占めています。これらの天然ガスは、近隣で消費する他、長距離の幹線パイプラインにより北京や上海など東部の都市部に供給されています。

海洋では南シナ海西部、つまり海南省沖合からの生産が多く、近隣の香港や海南島にパイプラインで供給されています。

中国で天然ガスを開発しているのは、主に中国石油天然気股份有限公司(PetroChina)、中国石化股份有限公司(Sinopec Corp)、中国海洋石油有限公司(CNOOC Ltd)の3社です。

中国で最も大きなガス田は、陸上では2000年に発見されたオルドス盆地の蘇里格ガス田で約5300億m3の埋蔵量が確認されています。これは世界的にも大型の天然ガス田です。しかし中国沖合の天然ガス田は、ロシア沖合サハリン1などと比べ、中小規模のものしか発見されていません。

中国における天然ガスパイプラインの総延長は約3万キロで、このうちPetroChinaが約2万キロを保有し、北京や上海向けの輸送事業も担っています。この分野でも中国の勢いはすごいです。



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