超地平レーダ、インパルス・レーダなどでは捕捉されてしまうステルス戦闘機 | 高橋翻訳事務所スタッフリレーブログ

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医学翻訳 ・分子生物学翻訳 ・生化学翻訳レーダ(reader)とは目標とする物体にビーム状の電波を発射し、そこから反射してくる電波を受信してその位置や距離、形状などを検知しこれを映像化(visualization)する装置です。これにはマイクロ波(SHF)やミリ波(EHF)が使われ、衛星や航空機(aircraft)、ロケットなどの飛翔物体を補足することができます。

イラク戦争で活躍した米軍のF117Aステルス戦闘機(stealth fighter)やB-2爆撃機はレーダではその存在を捉えることができません。これは、機体にステルス技術が施され、レーダから反射される電波のエネルギーを発射方向とは別な方向に散乱させる技術や、電波吸収材料によって機体全面が覆われ、レーダ波を吸収するよう設計されているからです。一般に戦闘機は目視で攻撃するわけではなく、レーダやレーザ・レーダ、赤外線システムを駆使して行われるため、これらを回避する必要があります。ステルス戦闘機の機体にはレーダ波対策だけでなく、エンジン付近から放出する赤外線もマスキングしなければなりません。このため機体の表面はもちろんのこと、窓ガラス版には金のコーティング、追跡してくる敵、戦闘機の赤外線センサ(infrared radiation sensor)からの遮蔽なども考慮されています。

しかし、ステルスといえども完璧ではなく、超地平レーダ、インパルス・レーダ、高周波レーダ(high-frequency rader)では捕捉されることがあります。また機体が電波吸収のため黒っぽく見えるために昼間は目視で発見されることがあります。



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