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ワシントンでは3月20日から4月27日まで毎年恒例の全米桜祭り(National Cherry Blossom Festival)が行われています。ワシントン中心部を流れるポトマック川(Potomac River)沿いの池、タイダルベースン(Tidal Basin)近くで咲き誇る約3,000本の桜。今回は日米友好の証として1912年に旧・東京市がワシントンへ桜の苗木を寄贈してからちょうど100年目となり、例年にも増して多くの観光客が集まっています。3月25日の開会式には日本からもミュージシャンなどが出席してお祭りムードを盛り上げ、4月14日のパレードには福島第一原発の事故で計画的避難区域に指定された福島県川俣町の山木屋地区から太鼓クラブが参加しました。
また、同じく1912年に旧・東京市から桜が贈られたニューヨークでは、アメリカ自然史博物館(American Museum of Natural History)で3月14日から17日まで「桜展(Cherry Blossoms: Japan Fest)」が開かれ、折り紙や生け花、墨絵などの紹介や震災後に東北地方で開花した桜の写真が展示されました。その他にも紙芝居や太鼓、影絵が披露され、日本文化を紹介する絶好の機会となりました。
ニューヨークでは他にも桜を楽しめる場所があります。ブルックリン植物園(Brooklyn Botanic Garden)には220本の桜が植えられており、毎年4月末に開催される桜祭りには約6万人の来場者が訪れます。今年は4月28日、29日の予定で、太鼓演奏や剣術、マンガなど、こちらも日本の文化が盛りだくさんのイベントとなるでしょう。
今回紹介した以外にもニューヨークには桜を楽しめる公園がたくさんあり、桜の開花期間には各所でお祭りが行われます。桜のすばらしさとはかなさ、そして日本文化を共有する絶好の機会ですので、多くの人が訪れることを期待します。
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