歩行者天国について | 高橋翻訳事務所スタッフリレーブログ

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政治分野の翻訳 を担当している佐々木です。今回は秋葉原の歩行者天国(pedestrian zone)についてです。

2008年6月に秋葉原で起きた無差別殺傷事件を受けて中止されていた歩行者天国について、地元住民や電気街、商店街などの代表者で構成する検討会が開催され、7月に再開することで合意しました。今後は千代田区や警視庁(Metropolitan Police Department)などが協議し、具体的な再開日を決めていきます。検討会では一部住民から反対意見も出ましたが、再開を求める意見が大勢を占め、最終的に再開することでまとまりました。


歩行者天国の再開を巡っては、電気店などで構成する秋葉原電気街振興会や地元商店街が集客のために早期再開を希望していましたが、地元住民は安全性への不安が残るとして慎重な姿勢を崩さず、地元の意見を集約する場として2008年8月に検討会が設けられました。その後、電気街では防犯カメラ(security camera/surveillance camera)の設置が進み、過激な路上パフォーマンス(street performance)などの問題にも商店街が一体となって取り組む「秋葉原協定」が4月に締結されたことにより、住民側にも再開を容認する流れが広がっていきました。


秋葉原の歩行者天国は1973年6月に開始され、毎週日曜日と祝日に実施されてきました。歩行者天国を再開することにより以前のような活気が戻ってくると期待されていますが、安全や防犯面も最大限に考慮することが望まれます。


(株)高橋翻訳 事務所 政治翻訳 担当 佐々木