JR東海の金子慎社長は静岡県庁を訪れ、リニア中央新幹線建設を巡る水資源の問題で対立する静岡県の川勝平太知事との初会談に臨んだそうだ。
金子氏は6月中に静岡工区の準備工事に着手できなければ、予定の2027年開業が困難になるとして工事への同意を要請したが、川勝氏は認めず、物別れに終わったという。
事実上の期限としていた月内着工は極めて難しくなり、2027年開業を目指すリニア計画の見直しは避けられない情勢となったらしい。
リニア建設を巡っては、南アルプスを貫くトンネルの掘削工事に伴い、大井川の流量が減少することを懸念する静岡県が建設に反対し、静岡工区が未着手となっているという。
こんな事は最初にルートが確定した段階にでも予想がつかなかったのだろうか？
他の工区が予定通りに着工しているか、もしくはルートの土地買収などがすんでいるのだとすれば、この責任はJR東海にあるのか、それとも静岡県側にあるのか、どうなんだろう？
いずれにしても、これでまたリニアに乗れる時期が遅れる事は間違いなさそうだ。
