4月に横須賀市で歩行者の男性がひき逃げされて重傷を負った事件で、横須賀署に自動車運転死傷行為処罰法違反(無免許過失運転致傷)と道交法違反(ひき逃げ)の疑いで再逮捕された62歳の男が、中学生の頃に運転を覚えて以来約50年間、一度も免許を取っていないことが取材でわかったという。
捜査関係者によると、男は中学生の頃、農作業を手伝うために実家の軽トラックに乗り、運転技術を習得したそうで、その後、何度か自動車教習所に通って運転免許試験を受けたが、不合格になったと供述しているらしい。
男は土木や解体の仕事を転々としており、事故を起こした軽トラックは、当時の勤務先から事故数日前に借りたものだったという。
無免許運転だけに、一般的には危険運転だろうと思うところだが、この男は約50年間運転をしてきているという事で、運転する技術はあると判断されるはずで、たぶん危険運転は適用されないはずである。
素人判断なら無免許運転は危険運転だと思うのだが、司法判断ではそうならないらしい。