飯舘村訪問日記1164 2016/12/28 | aihamalteseのブログ

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愛犬の名は「あい(♀)」、犬種はマルチーズ、2010/4/18生

 飯舘村は、最高気温が0℃、寒い一日だった。積雪は、比曽あたりで郡山と同じ程度の雪化粧、年内ではもう根雪になるほどの降雪はないだろう

 

(出発前の郡山)

 

 白く染めた程度の雪であったが、それでも雪の中を駆け寄ってくる猫の姿を見るたびに、これからの過酷な数か月を生き抜いて、春を迎えられることを願わずには居られない。

雪の中の猫、いつ見ても不憫でならない

 

(今朝の外猫さん、名前は「ボン」)

 

(「山木屋」の「白組」、今日も車に駆け寄ってくる)

 

(「といちゃん」は寒さに身を縮めて待っている。「いっちゃん」は姿無し)

 

 

(雨・雪には姿を見せない「割木」のキジシロさん)

 

 

(須萱東宅、鳴き真似をしてBOX補給していた。雪の畑を走っていつもの子供猫が姿を見せる)

 

 

 

 最近になって続いていることがある。一つはケガを負った猫が見つかっていること。久保曽「ブルーシート」宅のシャム風猫、比曽「ゲート前」宅の白っぽい猫、久保曽「ヒメ」宅のヒメちゃん。人懐っこいシャム風猫さんは病院で治療され戻されているが、白っぽい猫は捕獲できなくて様子見、「ヒメ」ちゃんは姿を現していない。喧嘩か野生動物か、ケガがモトで命を落としている例は多い。気がかりなことが続いている。野生動物にとってはご飯の少ない季節、厳しい生存競争に巻き込まれる危険が増えているのだろうか。

 

(「ゲート前」の白っぽい猫、今日は姿を見せた。噛み跡はくっきり・・・)

 

 原発事故から5年10か月、人も犬猫も長い避難生活が続き、人は関連死が2000人を超えている。犬にとっては人以上に長い年月が経ている。最近続いているもう一つのことは、老犬の死、今月になっても飯樋の「ポチ」、草野の「クマ」の死亡が知らされた。犬の事情も人や猫と同様に厳しさに変わりがない。

 

 ボランティアの事情も厳しくなっている。個人の抱える事情もさまざま変化、継続が難しくなった人、週1回が2週にさらに月1にと・・・ 今月は極端だった。延べ訪問回数は700回までも届かないだろう(昨年12月は1000回を超えていた)。

 

 さらに3か月後の避難指示解除が犬猫にとって好材料とはならない。これまでの解除された市町村の情況をみると、大した期待は持てないだろう。それどころか、すでに新たに犬や猫を飼う人も見受けられ、避妊・去勢もあいまいなまま、避難前のような「遺棄」が続けられる恐れも危惧される。そうなれば個人だけでなく行政の責任も問われるだろう。

 

 

 

 

 

 飯樋「カンナの家」、小宮「ハウスのBOX」、蕨平では「栗の碑」と「イチローの家」、BOXの補給に寄る。

 

 「カンナの家」はアプローチの工事中で今日も入れなかったが、工事は今日で終わりとのこと、次回からの補給となった

 

 

(「イチローの家」のBOX、ドライは微妙な減り方で猫かは不明。ウエットも置き餌してみた)

 

 

 

 

 小宮「居付き3匹」のお宅。補給と2匹に給餌

 

 

 

 

 関沢「2匹」宅。帰宅頻度は高いのだが、今日は全くの飢え状態の2匹だった

 

 

 

 関沢「7匹」、雪が舞っていたためかいつもの2匹は、BOX置き場のハウスで待っていた。雪模様のためダミー捕獲器への誘導はやめた。キジトラは、2匹を避けるように離れた雪降る道路に

 

 

 

 芦原「ぶらお」に給餌と、草野12号線沿い唯一のBOX宅への補給をする

 

 

 

 

 

 最後は須萱、「東端」宅と「マーブルの家」の2か所のBOX補強と給餌。いつも通りの「みーちゃん」だった

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 明日は「あい」のトリミング

 飯舘村行はお休み 

 

 年内のボランティアの予定はないようだ

 30日、31日あと2回行って今年は終り