第一に入院3日目の「マメ」のお見舞い、第二は芦原の脚ブラブラ猫の捕獲・病院搬送、そして第三は中4日になった蕨平5か所のBOX補給、今日はこの三点だけに目的を絞っての飯舘村訪問だった。
高齢なので心配だったが、手術を順調に終え、食欲も出てきた「マメ」は、いつもの穏やかな表情だった。経過が良ければ抜糸後に退院となる予定だ。
その時は、松川仮設に住むお父さんを乗せてきて、一緒に比曽の家に戻ろう。1週間も留守にすることになり、居付きのクロ猫に居場所を乗っ取られているかもしれない。それに今回のキズの原因がわからないだけに、再度起こり得るかもしれない。
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(入院はたいくつだ~ぁ)
芦原に行く。お目当ての猫が鳴きまね声に反応してご飯を待っている。給餌で手懐けていたので捕獲器に簡単に入ってくれるだろうと目の前に捕獲器を仕掛けた。見ていると入る気配がないので、しばし姿を隠すことにして10分後に戻る。チャンと入っていてくれた。顔をあわせても暴れることもなく、病院までの車の中でも鳴くこともなく静かだった。
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診察の結果、骨折は時間が経って固定化していることや痛みや炎症もないので、手術のリスクを考慮すればそのままの状態の方が良いとのこと、壊死などの心配も要らないとのことで、村に帰ってきた。リリースした時は、脱兎のごとく走り去って行った。捕獲器を掛け「信頼」を無くしたかもしれないが給餌でまた取り戻そう。
もし切断となった時は、保護しかないと思っていたが、幸いにもその時は「受け入れる」と声をかけていただいていた。ありがとうございました。
蕨平の訪問
中4日の目論見通り、5か所のBOXのドライは1/3~1/2ほど残っていた。残り過ぎの感もあって、猫の口に入っていないのではと心配にもなるくらいだ。今後の訪問間隔として定着できそう。
「セリの家」で「セリ」に、「イチローの家」では久しぶりに「ゼン」に、「交差点の家」でも「フキ」と「タラ」に出会った。しかし、「チビの家」の「コゴミ」とは除染から久しく出会っていない。
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「トリオ」宅にも寄る。いつもの2匹だった。
以下に悲しい写真があります。
今日は2匹の亡骸に出会った。古くミイラ化していたが凄惨な顔つきは見て取れた。死因はわからないが原発事故後に亡くなったのは確か。1匹は凍土のため埋めることは出来なかったが、もう1匹は敷地内に埋めた。
合掌