バズリクソンズ WWII WAIST OVERALLS BR43041-421A | アメカジショップ「ザ ホワイツ ウルフ」のマスターの日記

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バズリクソンズの大戦モデルのジーンズをご紹介します。

 

皆さんご存じの通り第二次大戦期の物資統制の中で作られたモデルが、通称「大戦モデル」と言われています。

 

リーバイスのS501ですね。 

 

このSはSimplified(簡素化)のSで、ディテールの省略や代替え品による簡素化が行われたジーンズで、縫製も熟練の職人ではない色々な人が関わっている為に個体差もあり、そこも含めて味わいがあり人気の高いモデルになります。

 

今日ご紹介するこのデニムパンツはは、バズリクソンズが当時存在していたら物資統制下でこんな「大戦モデル」を作っただろうという物です。

 

同じデニムを使ったGジャンも作られているので、セットアップでも着れますよ。

 

バズリクソンズ WORLD WAR II WAIST OVERALLS BR43041-421A) 大戦モデルです。

 

 

 

 

デニムはざらつき感のある13.6oz.のオリジナルデニムを使用しています。

 

13.6ozのやや軽めのデニムなので、厚手のワークシャツのような作業着感が滲みます。

 

ゴワっとしているのに軽く、穿いていて楽ですよ。

 

穿きこんで柔らかくなると、もっと穿きやすくなると思います。

 

色味は黒味のあるブルーです。

 

 

ボタンはブランド名が入らない汎用性のある鉄製月桂樹ボタン。

 

 

 

 

コインポケットのリベットは省略されループは縫いやすい太めの物に。

 

 

 

 

 

省略されたポケットのステッチ。

 

ヒップポケットのバータック(カンヌキ)も省略。

 

 

 

 

スレキと呼ばれるポケットの布は、ある物で代用されていました。

 

バズの大戦モデルはオリーブのヘリンボーン生地を使っています。

 

 

 

 

 

ジーンズの内側の持ち出し部分です。

 

綺麗に整っておらず、切りっぱなしのままになっています。このあたりも工程の省略です。

 

 

 

パッチはバズリクソンズのレザーパッチ。

 

 

 

 

 

 

セルヴィッチは旧式力織機で織られたデニムに付いている生地の端のディテールなので戦時下でも標準装備です。。

 

 

 

 

先程自分用に1本おろしてみました。

 

オーバーサイズで36インチです。

 

どのサイズで穿くかでシルエットは変わってきますので、そこはお好みでどうぞ。

 

セットアップで着れるの大戦モデルのGジャンがあるのですが、これの袖の取り付けが古いシャツブラウスにあるT字(真っすぐに近い角度)になっています。

 

この角度は後に角度が付き着やすい形に変化していきますが、初期の服はGジャンに限らずT字に近いものが多かったです。

 

その為、着た時に腋のところがややモッサリした感じになり、そこがダサくてカッコいい古臭いシルエットになります。

 

その為、合わせるパンツもモッサリ感出す為にオーバーサイズもありですよ。

 

 

 

 

 

こちらが同じデニムで作られた大戦モデルのGジャンです。

 

先程も書きましたが、袖の取り付けの関係で着ると脇がややモッサリして、そこがなんとも当時の写真で見る様な労働着の雰囲気を醸し出します。

 

 

 

セットアップでおろしたてを。

 

 

 

 

まだ新品ですが、ここから着こんでデニムが柔らかくなり色落ちしてくると、もっと雰囲気が出てきますよ。

 

 

 

 

 

今回はロールアップなしにしてみました。

 

 

 

 

ゴワっとしながらも軽くて着やすいオリジナルデニムの生地感と色合い、オーバーサイズで穿いた時の絶妙なシルエット、そしてセットアップも出来るラインアップ、モッサリ感を楽しみながら着こむのが楽しくなる、正にアメカジ心の詰まったジーンズです。

 

Gジャンも合わせて、是非実物をご覧ください。