ハワイの空を泳いだ鯉のお話。
今年は5月から早々と梅雨入りしましたが、5月と言えば青空を元気に泳ぐ鯉のぼり。
梅雨空を吹き飛ばす、勢いよく泳ぐサンサーフの鯉をご覧ください。
「サンサーフ アロハシャツ "CARP" SS38581-125 ブルー」 です。
このデザインは1946年にハワイの衣料品メーカーとして創業した「ホオカノ」の柄復刻です。
同社は他ブランドのシャツ製作も請け負っていたことから生地問屋との繋がりが深く、特徴的なデザインの生地を扱える機会が多かったため当時から高い人気を誇っていました。
この作品も、版のグラデーションで表現した水面に対し、鯉をあえて単色プリントすることで際立たせた異彩を放つデザインとなっています。
グラデーションで表した水面を、赤と黒の鯉が水しぶきを上げながら勢いよく泳いでいますよ。
細かい線が綺麗にオーバープリントされ、水の流れや鯉、揺れる笹を描いています。
黒の鯉も存在感がありますね。
生地は和柄に多い清涼感のあるレーヨン壁縮緬です。
ボタンは竹のバンブーボタンです。
グラデーションの水面に赤や黒の鯉がバランスよく配された見事な構図ですよ。
ジョン・グラッコーの1800年代のワークパンツをモチーフにした「ネットメーカーズトラウザーズ」に合わせてみました。
クラシカルで無骨、そしてオシャレ感のあるヘビーシャンブレーのワークパンツです。
オーバーオールの上を切ったようないかにも作業着感が魅力です。
パンツも含めてブルー系のコーディネートに鯉が映えます。
ネイビーもあります。
当時日本で作られた生地を使ってハワイでアロハシャツになったヴィンテージを、今の時代に柄復刻した一着です。
現代のアロハシャツとは違う雰囲気は、デザインの中に当時移民としてハワイに渡った人々の、故郷への郷愁が滲んでいるからでしょうか。
11800円 + TAX です。