一本は持っておきたいオーバーオール。
今年は久しぶりにシュガーケーンのオーバーオールが作られました。
しかもウォバッシュストライプのオーバーオールです。
ベースは大定番のエンジニアベストやワークパンツで使っている9オンスのウォバッシュストライプ生地です。
その生地を使いクラシカルなハイバックのオーバーオールに仕上げています。
「SUGER CANE 9oz ウォバッシュストライプ・オーバーオール SC41960-421」です。
インディゴ染めの生地からドット状に抜染を施し、そのドットの連なりでストライプを作るウォバッシュ・ストライプは、汚れが目立ちにくい事から古くワークアイテムに用いられた生地です。
しかし工程の煩雑さから大量生産には向かず、現代ではほとんど見る事の無い生地に成りました。
1900年代初頭のアメリカの鉄道マン達が好んだ味わい深い素材です。
ビブ(胸当て)はシンプルなワンポケット仕様です。
見た目はシンプルですが、ウォッチポケットやペンシルポケットを備えたクラシカルなタイプです。
このステッチの入り方も戦前のスタイルですよ。
当時はこんな感じで懐中時計を入れていました。
当時は貴重品の懐中時計を落とさないようにフォブチェーンに付けてポケットに入れていました。
このフォブチェーンはシルバーと真鍮で作ったM.O,Sのハンドメイドの作品です。
懐中時計を付けなくても、掛けているだけでアクセントになりますよ。
バックルやボタンもヴィンテージを基に再現していますので、ウォバッシュストライプ生地に調和し、より古臭さが滲みます。
サイドのポケットには補強の飾りステッチ。
フロントは三つボタンのボタンフライです。
後ろです。
クラシカルなダイヤモンド型の合わせのハイバックスタイルです。
ポケットの中には無造作にユニオンチケットが縫い込まれています。
ラベルは力強さの象徴の機関車です。
生地の裏側にはオリジナル生地の証のシュガーケーンのマークがランダムに入ります。
ロールアップした時にどこかにチラリと見えますよ。
ヘッドライトのカバーオールを合わせてみました。
実際はこんな感じの着方は多かったでしょうね。
前を閉じるとワイド目のワークパンツになります。
バンダナでアクセントを。
ミックススタイルでスカジャンに合わせてみましょう。
M.O.Sのハンドメイドのペンダントです。
ブーツはエンジニアブーツやファーマーブーツで、少し短めの丈感でロールアップも良さそうです。
ウォバッシュストライプの経年変化もご覧ください。
同じ生地のワークパンツで左が3年穿いた物です。
色落ちやアタリが味わい深く刻まれますよ。
ベーシックにワークスタイルに使えるのは勿論ですが、スカジャンやフライトジャケットに合わせてミックススタイルにも効果的にも使えます。
前を開けた時に、「あっ オーバーオール」というのもちょっとインパクトがありますね。
ここから経年変化でさらに味わいが増してきますので、育てていく楽しみもあります。
オーバーオールは一本は持っておきたいアイテムですが、ウォバッシュストライプもお勧めです。
29800円 + TAX です。