この春から新規取引ブランド「ジェラード」のワークシャツをご紹介します。
ジェラードの2016SSコレクションのテーマは「THE CENTURIAL OF JELADO」です。
ジェラードが100年前から存在するブランドだったらという設定のもとに展開されています。
前期、中期、後期と年代毎に3つのカタログデザインを作成し、その年代のアメリカンクロージングをジェラードのフィルターをとおして再現するという試みです。
今日ご紹介するのは中期に作られたとされるワークシャツです。
これが中期のカテゴリーの下げ札です。
その時代のカタログのデザインを使ったという設定ですので、それぞれの時代の商品で違う下げ札ですよ。
それではいきましょう。
ジェラード好きの方はよくご存じの有名なモデルを、硫化染めのアーミーヘリンボーン生地を使用して作っています。
ジェラード Rallroader Shirts JP11105 オリーブ です。
写真で色が正確に出にくいですが、色はオリーブです。
硫化染めという製法で染められたコットン100%のアーミーヘリンボーン生地です。
実際は写真より濃い目ですが、柔らかい濃さです。
さらに薄っすらと見えるヘリンボーン模様が、表情に深みを持たせています。
コシのあるしっかりとした質感です。
フロントの左右形の違うポケットは、30年代あたりのカバーオールのディーテールを参考にしたそうです。
写真右のポケットは、ペン差しと懐中時計が入るポケットです。
ポケットの曲線の形が良く、それが直線と上手く調和がとれていますよ。
実はいいシャツのデザインは、ここが重要なポイントの一つです。
左はペン差しスペースで、真中が開いて時計を入れれます。
各部分に使われているボタンは鉄の塗りボタンです。
角部分は色が剥げていますよ。
ステッチは場所によって二本針と三本針を使い分けています。
運針(ステッチの縫い目の幅)を細かくしていますよ。
より時間のかかる縫い方ですが、綺麗に見える事と後のアタリ感がよく出て、古いシャツの雰囲気が出てきます。
負荷がかかる部分は三本針で縫製されています。
運針も細かいですが、ステッチ幅も狭目の設定です。
綺麗に見えますし、より手の入った高級感が滲みます。
糸もオーリブのアーミーヘリンボーン生地によく合う金茶の糸です。
サイドはマチ付きの空環糸です。
後ろです。
ヨーク部分も三本針の短運針、狭目のステッチ幅です。
袖は袖口に掛けてテーパードさせていますよ。
着た時に袖口がスッとして綺麗なシルエットになります。
クラシカルな細幅の剣ボロも特徴です。
全体の形はスッキリ目のシルエットです。
でも極端に細いと言うほどではありませんよ。
脇とアームの入り口を絞り過ぎてないので、タイト目でも着易いです。
実際に着ててみないとわかりにくいですが、肘から袖口に掛けてスッと細い感じです。
着丈は出して着れるくらいの最近のレギュラーな着丈感です。
チノパンツに合わせてみました。
クラシカルで落ち着いた感じです。
レトロ感のあるサスペンダーも使えますね。
レイルローダーシャツなので、ウォバッシュパンツは鉄道繋がりです。
ヘッドライトのカバーオールもオールドスタイルですので、よく合いますね。
前を閉じて着てもいいですよ。
オリーブがキナリにいいアクセントになっていますよ。
生地がいいので主張しますね。
ドライボーンズのゴールドラッシュのワイドパンツです。
ゴールドラッシュ時代のデニムの太い作業ズボンのイメージにもよく合います。
古臭い感じが味がありますよ。
このレイルローダーシャツはデニムでも作られています。
今回は味わい深いオリーブの硫化染めのアーミーヘリンボーン生地です。
色が落ちて白けてくると、ヘリンボーン模様が浮きでてくるでしょうし、ステッチ周りなどには濃淡のあるアタリ感も出て来ます。
そのころには、生地も柔らかくなり雰囲気のあるお気に入りのRallroader Shirts になっていると思います。
色合いやディテール、風合いやシルエットを、是非実物でご覧ください。
16000円 + TAX です。
HPにも掲載しました。
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![](https://stat.ameba.jp/user_images/20160227/12/t-h-wolf/bb/e4/j/t02200073_0220007313578081875.jpg?caw=800)