ども、tetsuです。
“52ヘルツのクジラたち”観てきました。
タイトルにもある“52ヘルツのクジラ”とは、実在する52ヘルツで鳴くクジラで通常10~39ヘルツで鳴く他のクジラからはその鳴き声は気づかれず“世界一孤独なクジラ”と言われているそうです。
キッカケは不本意ながら😆大学同期のラジオ番組のコーナーですが、原作者の町田そのこさんは福岡出身ですし、ロケ地が北九州市など九州だったりと観たい要素満載の作品でした。
最初に書いたラジオ番組では、一週間かけて一冊の本を取り上げるというコンセプトなんですが、拙はあえて読まずに観に行きました。
読んで行くと無意識に“この場面どう表現するのかな?”とか“このシーンは原作と違う”とか考えてしまって物語に入り込めないから“まっさら”な心持ちで観たかったので。
内容は、ネタバレになるので詳しくは書きませんが、正直明るい話ではありません。
しかし、「虐待」や「介護」など現代の問題の縮図が込められていると思える一方で、しっかりそれに対する道筋(捉え方は人それぞれなんで解決策とは書かない)を示してくれていると感じました。
中でも、拙が心に残ったワードをいくつか。
・『魂のつがい』…他に聞こえない52ヘルツの声が聞こえるかのように、“孤独”を分かりあえる存在。一般的にはパートナーなどと思われているが、作品中ではそうとは限らないらしい。
・『“恩”は“呪い”になる』…有り難い“恩”も、それにより追い詰められたりするなら“呪い”に変化する。そうなったら(代替策は必要だろうが)その存在から離れたり逃げたりするべきだ。
また、これはワードというわけではないが、主人公・貴瑚(きこ)が第二の人生を歩み始める時“きな子”と名乗る(?)のが印象的でした。
これを読んで、原作でも映画でも興味を持ってもらえたら幸いです。
以上「主人公の名前が出るたび、学生時代の彼女と音が似てて変に心がザワついたのはナイショ😆な現場」からtetsuがお送りしました。