チャンスを生(なま)で味わおう!【改稿・追記あり】 | 現場より「tetsu」がお送りします!

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みんなが幸せでありますように!

ども、tetsuです。

今、市立美術館にいます。


というのが、活弁を観るため!


平日なので18時半スタートのこのイベント参加できるとは思わなかったんですが、なんと今日の仕事が市内で16時には終わったんです。
おかげで、着替えて会場に向かう事できたし、本来の給料日である明日が土曜日という事で今日給料が入り懐にも余裕ありました。
これだけ条件が揃うのは「行って来い」って神様の御褒美だと思い、前髪しかないチャンスの神様のお言葉に甘えてタイミング逃さないように即決参加した次第です。
改めて活弁とは、無声映画の時代にスクリーン側で弁士さんがセリフや状況説明などを“生”で行い、楽士さんが生音演奏でBGMをつけるという“ライブ映画”!
今でも、少ないながらも新作は製作されているんですが、大半は古い作品。
しかし、弁士さんの技たるや迫力・臨場感満点!楽士さんの生演奏でまさにライブ!
勿論作品自体も現代と違い、CGも複雑な編集技術もないのに(←失礼)、いや飾りっ気ないからこその演者さんの迫力が詰まっている。
今回で活弁を観るのは3回目なんですが、毎回ワクワクです。
特に今回は某国営放送(笑)の朝ドラにも出演された弁士・片岡一郎さん!
以前にも活弁で見せて頂いたことはあるんですが、その迫力満点の活弁で今回もドキドキです。

【追記】
片岡さん登場でちょっとではない(笑)挨拶&前説のあと、まずはなんと“昭和”元年作「乱闘の巷」。
ほぼ100年前(1926年製作)の作品とは思えない迫力で、当然の事ながら一部しか現存していないのが残念でタイムマシンで全編観たい衝動に駆られました。
次に、今回のメイン『戦艦ポチョムキン』をより一層楽しむ為に作品の時代背景や色々なエピソードを片岡さんが解説の時間。
これが、世界史選択してなかった拙には授業並みの内容が教師以上の饒舌さで展開されました。
また、映像学科では基本らしい「モンタージュ理論」についても簡単ながら解説がありました。(詳しくは各自で調べてください、すみません)
なかでも“映画史上最も有名な6分間”と呼ばれる「オデッサの階段」のシーンは後に「アンタッチャブル」などでもオマージュされてるとの事でした。
しかし、やはり話す事がお仕事の方なのでトークは留まることを知らず、予定時間をオーバーし休憩時間を短縮する事態(駐車場の閉鎖時間のためイベント終了時間が延長できない)に(笑)
そして、本編が始まると、1時間オーバーとは思えないほど内容の濃いあっという間の時間でした。
最後になりますが、何故片岡さんがこの作品を選んだかというと、ウクライナ・オデッサで撮影され、「今、この時この作品を演らないと」との理由からだったそうです。
皮肉な事ですが、そういう意味でも“ライブ感(この場合はタイムリー感というのが妥当か)”に溢れたイベントになってしまいました。
幸い、無事閉鎖時間前に終了したんですが、ギリギリだったのでイベント後の写真撮れず追加写真がないのが残念。
以上「(片岡さんの解釈ですが)オデッサの階段オマージュの例で“プリキュア”出てきたのには笑った!現場」からtetsuがお送りしました。