トークセッション「子どもの瞳はスクリーン ~映し出される大人の姿」 | 現場より「tetsu」がお送りします!

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ども、tetsuです。

さっきブログで触れたトークセッションから今帰ってきました。


セッション開催中は写真・動画禁止のため、開始直前ではありますが。
セッションはフリーアナウンサーの笠井信輔さんを司会に迎え、『とんび』の瀬々敏久監督・脚本の港岳彦さん、『LOVE LIFE』の深田晃司監督や実行委員長 近藤加代子教授他で行われました。
『とんび』は妻を亡くした父親が“地域での子育て”を通じたヒューマンドラマで、『LOVE LIFE』は子連れ再婚した女性が子供を事故で亡くし前夫との再会などを絡めたストーリーで両監督がメンバーになられてました。
しかし、トーク内容はワンオペ育児だったり現代では廃れてしまった地域ぐるみの子育て、作品内の聾者の立ち位置等この映画祭のテーマ「共感・共創・共有」で繰り広げられた。
 因みに映画祭HP⇩


トーク内で印象的だったのが、女性のワンオペ育児と社会生活の両立の難しさや近年は薄れているとはいえ日本風土に根付いている“無意識の生活役割分担”。
“何故、聾者を役として登場させたのか?”などが質問の題材になる件である。
海外だと“如何にワンオペを補助するか?”ではなく“男は何をしている?”がまず話題になるし、本来なら聾者でも健者でも個性などで済まされる世の中にならないといけないというもの。
まさにSDGsのコンセプトのひとつである「誰一人取り残されない」である。
『あらゆる差別を“意識せず”生活できる世界を目指して、差別意識の存在を“意識する”』という逆説的な問題だから簡単には解決しないとは思うが、映画を通じて考えるキッカケになればと思う。
以上「思わぬ収穫で映画は奥深いと改めて感じた現場」からtetsuがお送りしました。